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2022/02/08 09:14

PREBLICの今村です。毎週火曜日に書いています。


先週、急にPREBLICのオンラインがいつも以上に慌ただしくなりました。気になって調べてみたらYouTubeでバッドボーイズの佐田さんがTHOMAS - Horween Shell Cordovanをご紹介していただいていました。

このDiaryの言葉がご本人に届くかは分かりませんが、佐田さんありがとうございます。

仕事がキツい時は動画で笑わせていただいてます。それから、家族で美味しい肉を食べに行かせていただきます。


お陰様で完売となっております。現在はストック分含めて製作中です。その他のウォレットも完売のものがありますのでご注文や詳しい詳細はメールもしくはお電話にてご連絡下さい。

メール:info@preblic.com

電話:03-6884-8197




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さて2週に渡って1950年代から60年代のイギリスとアメリカの服装の変遷を書いてきました。2回ぐらいで終わらせるつもりでしたが、もう少しかかりそうです。前回のDiaryをまだ読んでない方は先にそちらをお読み下さい。


第一回目


https://www.preblic.jp/blog/2022/01/25/131403



第二回目


https://www.preblic.jp/blog/2022/02/01/144433


コーヒー バー カウボーイズ、タンナップボーイズからの流れでロッカーズへと呼び名が変わってきた血気盛んなイギリスの若者達。さらにテディーボーイ達も加わって数はさらに増えていきました。バイクに乗る時はロッカーズに、クラブへ繰り出す時にはテディーボーイになる者も多かったそう。


ちなみに彼らの聞いていた音楽。気になります。彼らは好んでアメリカから入ってきたロカビリーを聞いていました。いわゆるピュアロカビリーと呼ばれるエルビスプレスリー、エディーコクラン、ジーンヴィンセント。そして、イギリスの音楽シーンにも大きな影響を与えて1950年代後半にはイギリス人のクリフリチャード、マーティーワイルドなども。

クラブに繰り出す時には着丈の長いウール製のジャケットに細身のスラックススタイル。テディーボーイ。




そして、バイクに跨る時にはジーンズにレザージャケットのロッカーズ。1950年代後半頃のロッカーズへと呼び名が変わってきたレザージャケットはこれまでと少し異なってきます。自分の愛車のワッペンやピンバッヂ、スタッズなどを付けるようになりました。その数は現代に近づくほど多くなっているように感じます。これはイギリス在住時に聞いた話ですが、元々はつける数も少なかったらしいのですが、隣の奴が自分よりもいかしたワッペンとかピンバッヂをたくさん付けていると、みんな負けじと付けていった結果すごい数になっていったそうです。他の人間より目立ってなんぼ。「自分は他の人間とは違うんだ」といった意思表示が当時のレザージャケットにはありました。





そして、ロッカーズにとって欠かせない場所。それが1938年にオープンした「ACE CAFE」。一時は 閉店に追い込まれた時期もありましたが、現在も営業を続けています。中はけっこう広くてここのホットドッグはなかなかのボリュームで美味しいです。日本でもピンバッヂとかワッペンなどのグッズも販売されているのでこのクローバーマーク見たことある人も多いと思います。

<1938年のACE CAFE(写真はACE CAFE LONDONの写真引用)>


<1940年のACE CAFE 第二次世界大戦の空襲で被害を受けてしまいました(写真はACE CAFE LONDONの写真引用)>


<現在のACE CAFE>



<ACE CAFEのマーク>



このカフェは、ロンドン中心部から少し離れた位置にあって元々は長距離トラックの運転手などへ向け24時間営業をしていました。当時のロンドンで24時間営業していたのはこのACE CAFEのみだったこともあり、血気盛んなロッカーズ達の恰好のたまり場になっていました。

そして、カフェにはジュークボックスが置かれていてコインを投げ入れて表のバイクに飛び乗り曲が鳴り終わるまでに公道を一周するという公道レースもなされていました。ただそんな無茶な走りから若くして命を落とす人も少なくかったようです。



そんな中、ビル・シャーゴールドという1人の牧師が若者のあまりの無茶な走りを見かねて『59 Club』というバイクチームを組織します。イギリスで最も有名なバイクのクラブチーム。その時、若者に対して声をかけた場所が「ACE CAFE」でした。

<写真左 : ビル・シャーゴールド>



来週は『59 Club』について書こうと思います。



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先週に引き続き完成したレザージャケットのご紹介です。


まずはホースハイドを使用したLAUNCHのパターンオーダーです。前身頃がダブルブレストになっているものをシングルに変更しています。




定番のLAUNCHはこちらです。



その他に袖口にはストラップを取り付けています。



そして、後ろ身頃のアクションプリーツを取り外し。



実は、以前ご注文いただいたLAUNCHから2着目のご注文です


今回のジャケットも大幅なカスタムだったので、仮縫いをお作りしてお客様にご着用後、製作させていただきました。


仮縫いからご協力いただきありがとうございました。LAUNCHは寒い日などは腰ベルトで締め上げて着用したい一着です。





次は、シープスキンを使用したBUNCHのパターンオーダーです



サイズはお客様の体型に合わせて製作。着丈を4.5cm伸ばしています。


そして、ビンテージの同じスカーフを2枚ご用意いただき、身頃裏地、ポケットのフラップと袋布に使用しています。







何より大変だったのは背中心のスカーフの柄合わせ。同じデザインのスカーフを左右均等になるように仕上げています。

ただ真ん中を合わせて縫うのではなくてプリーツ線(折り山)を中心に合わせて柄合わせしました。プリントが繊細だったこともあり通常の裁断比べて10倍ぐらい時間がかかりました。裏地を仕上げた時の安心感は半端なかったです。




そして、襟裏の隠しポケット。通称メディシンポケット。ここにもスカーフを。





そして、袖裏地はピンク。

このピンクはPREBLICで新しくラインナップに加わりましたこちらは準定番の裏地でウールの裏地同様になくなり次第終了となります。遊び心がある色ですが、落ち着いたクラシカルなピンクです。


ご注文ありがとうございました。