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2021/03/02 11:24

PREBLICの今村です。


先日、恵比寿にあるStop Light Coというシルバーを扱うブランドの高山さんのところに行ってきました。


以前、ご注文いただいたフロックコートのボタンはまだ完成していませんが、(以前のDiary : https://www.preblic.jp/blog/2020/03/10/110336 , https://www.preblic.jp/blog/2020/10/06/110907 )

スウェード ディアスキンのポンチョのご注文をいただきました。それが完成したので届けに行きました。

ポンチョのボタンはStop Light Coのオリジナルです。





裏は銀面(レザー本来の表面)になっています。


自分は「ポンチョ」という引き出しを持っていなかったので、高山さんから「ポンチョ」と聞いた時はびっくりしました。これを普段着として違和感なく着こなせる人を自分の知り合いで高山さん以外に知りません。


実は、もともと左身頃に付いている箱ポケットはビンテージのライダースジャケットに見られる「Dポケット」ということで話が進んでいました。


こちらです。




高山さんに、Dポケットのついたポンチョをお持ちしたところ、「ここだけ(Dポケットだけ)、やたら作り込んであって全体的なバランスが気になる」ということだったので、Dポケットを取り外して箱ポケットを取り付けることになりました。



ただ一個気になることがあったので自分が、「一度縫製した箇所のステッチを解くと革なので針穴が残りますが、大丈夫ですか?」と聞くと、


高山さんから「その過程も革に残るなら、気にならない」ということでした。


一瞬自分の中で「?」がたくさん並びました。


アトリエに戻ってその意味を考えていました。

自分は、ある意味「形」のみに焦点を当てすぎていたのかもしれません。

失敗というか、その「過程の跡」すら考え方次第では人によってその時の記憶を蘇らせてくれるデザインになるんだと思いました。

自分は、自分以外の人に配慮した服装を心掛けています。

自分は、「洋服」を作っていて、高山さんはシルバーという素材でアクセサリーを作ってるんじゃなくて「アートとか芸術」を作ってきた人だからこんな考え方ができるのかもしれません。そんな答えに行き着きました。


なかなか高山さんみたいなスタイルをトレースするのは難しいと思いますが、「ものづくり」では大事な一つの考え方だと思いました。


写真では少しわかりづらいですが、よーく見ると針穴が残っています。



ありがとうございました。







さて、先週に完成したご注文分の革小物をご紹介致します。


こちらは、THOMAS - Horween Shell Cordovan col.Blackのパターンオーダーです。

ステッチをダークブラウンからブラックに。そして内装の左側のカード一室をクロコダイルに変更しています。

定番では、少し色に変化をつけ立体感をだすためにダークブラウンにしていますが、お客様の極力ステッチを目立たせず表のシェルコードバンの黒と統一させたいというご要望でステッチは同じブラックにしています。

そして、自分だけが目にする内装のカード一室のみクロコダイル へ変更しています。このカスタムは視覚的にもすぐに違いが分かることからオーダー感が強くでます。

ストイックな印象でほんのり色気を感じる仕様に仕上がりました。








こちらもTHOMAS - Horween Shell Cordovan col.Blackのパターンオーダーです。

内装をダークブラウンに変更し、革の側面もダークブラウンで仕上げています。色は同じ色でも隣に別の色があったり、色と色の距離の近さや面積の違いで別の色に見えたりします。



表面は、シェルコードバンのブラックですが、内装と側面はダークブラウンです。レザーは黒なんですが印象としてはダークブラウンの印象も持ち合わせています。


革靴や革小物、グローブなどの色は基本合わせることがメンズ服のセオリーではありますが、こちらのTHOMASは、ブラックでありダークブラウンも含んでいるので、その他の靴や革小物はブラックやブラウンでも相性が良さそうです

合わせとして万能なパターンオーダーに仕上がりました。





そして、こちらはFIELD - Saddle Pull Upです。



細かいですが、定番ではコインケースのボタンは、ゴールドなんですがシルバー色へ変更しています。(ボタン部分の写真を撮るのを忘れておりました)

定番はこちらです。



表革は、ベルギー産サドルレザーのプレーン、内装はオリジナルで型押しを施したサドルレザーです。カード入れ、札室、コインケースも完備しポケットも豊富です。

こちらのレザーは、レザー内部に多くのオイルを含んでいることからシェルコードバンとも違う水の膜でコーティングしたような経年変化をしてくれます

最近では、このクラシカルな二つ折りのウォレットが再び人気を巻き返しつつあるようです。

タフで格式あるウォレットです。



ご注文ありがとうございました。



まだご紹介しきれていないものもありますので、また来週の火曜日にご紹介致します。