2020/03/10 11:03
PREBLICの今村です。
最近、自分が着用しているLAUNCHとBUNCHの経年変化にニヤニヤしています。
少しおかしな話ですが、早くボロボロになってほしいと思っています。
ボロボロになってほしいというのは、汚くなってほしいということではなく、下地のダークブラウンがもっと表に出てきてほしいということです。
どういうことかというと、使用しているレザーはホースハイドのブラックなんですが、下地がダークブラウンで表面のみブラックに染めています。なので着込めば着込む程に表面のブラックが擦れて下地のダークブラウンが出てきます。
ほんの少しですが、ゆっくりと下地のダークブラウンが覗いてきました。
もう少し下地のダークブラウンの見える面積が大きくなってほしいと雨の日でも風の日も着ています。体は一つしかないので自分の分身がいれば2着とも早く経年変化するのにと思っています。
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さて、前回のDiaryでも過程に価値があると書きました。これは、
この話をものすごく分かりやすく具現化した人物がいるので今回は
去年の8月下旬にとあるお方からレザーコートのご注文をいただき
因みにそのお方は自分の先輩の先輩の先輩にあたる方です。
その方は、恵比寿駅から徒歩5分ぐらいのところにSTOP LIGHT CO(ストップライト)というシルバーアクセサリーのブランドの
注文していただいたコートは、すでに完成(縫製のみ)しています
まだ完成はしていないのですが、2着目のコートの注文をしていた
ありがとうございます。
↓まだ途中ですがこちらが縫製のみ完了したコートです。裏地はお持ち込みのヴィンテージのスカーフです。身頃の裏地、袖裏地、ポケットの袋布までこのスカーフを使用しています。完成しましたら全体写真含めご紹介したいと思います。
一つ目スカルという名のシルバーを作った方ことでも有名で、
自分も直接ではありませんが、
もちろん、自分は10代の頃から鹿児島に住んでいる時から誌面などを見て一方的に知っていました。
因みに高山さんのお店に行くと商品は一つも残っていません。
モノやタイミングにもよるのですが、注文して3年待ったという人
私が出張でストップライトのお店にオーダー採寸に行った時(滞在
「注文したものはどうですか?」
「進みはどうですか?」
など、
お客さん : 「(スマートフォンを見せながら)これ売ってます
高山さん : 「ないよ」
というお客さんが跡を立ちませんでした。
それもそのはずで、高山さんは電話を持っていないんです。
この時代に電話を持ってないので、お客さんは、
いでたち、声のボリューム、纏っている雰囲気、
このスタイルがまかり通る、失礼。つまり通用するのは、
こんな芸当は、高山隆にしかできないと思います。
そんな人が注文してくれたことは自分にとってこれからの人生ですごく大きなことだし、めちゃくちゃ嬉しいことです。
そんな人の魂みたいなものは、確実に今の自分、
そう言えばこの前、
「誰も真似できない生き方ができれば、強い」
頑張ります。
ボタンもお待ちしてます。