PREBLICの今村です。毎週火曜日に書いています。
ジャケットは DALTON Deerskin col.Black。
トラウザーズは FORT W.BILL Marbling Tweed col.Gray。
ベルトは MARPHY。

ディアスキンは、厚みがありながらとてもしなやかで、着ると不思議と軽く感じられる稀有な素材です。着込むほどに色合いは深まり、徐々に下地のブラウンが現表れます。

トラウザーズは、名門W.BILL社の霜が降りたようなマーブリングツイード。1950年代のヴィンテージに見られるネップのような雰囲気を持ちながらも、それ以上にしっかりとした打ち込みと、英国生地特有の油分を含んだコシのある質感は、この素材ならではの魅力です。ブーツともよく合います。

さて、今週も完成したご注文のご紹介です。
まずは、外装にクロコダイルを使用した
『KONETT - Crocodile col.Black』

カスタムでカード室を2室追加し、金具はゴールド仕様でお作りしました。


馴染んでくると、ロングウォレットと同等の容量を収納することが可能です。U字部分の真ん中に小銭を、紙幣は左右、またはU字に沿って収納できます。革が馴染めば、カードを15枚ほど収納されているお客様もいらっしゃいます。
Tさん、いつもありがとうございます。
続いて、ディアスキンを使用した
『DALTON』


上でも紹介したディアスキンを使用したDALTON。
PREBLICで使用しているディアスキンは、まず「合成タンニン鞣し」を行い、その後に「ベジタブルタンニン鞣し」を施すという、非常に手間のかかる製法で仕上げられています。
さらに、あえて表面に化粧を施さないため、部分的にヌバックのような表情や小傷が見られることがあります。こうした工程を経てこそ、このしなやかさと奥行きのある深い質感が生まれます。
表面をコーティングするように染め上げれば、小傷を隠し使用できる面積も増やせますが、それではこの手間をかけた鞣しの雰囲気と質感を損なってしまいます。そのため、あえてこの仕上げにしています。
特に裁断には注意を払いますが、この質感はこの鞣しと染めだからこそ生まれるものです。
店頭にサンプルもございますので、ぜひ実物をご覧ください。

最後は、トラウザーズの
『FORT』

国産ヘリンボーンツイードを使用しています。
ウールに慣れていない方は敬遠されがちですが、一度履いていただくと、品の良さと男らしさに惹き込まれる一本だと思います。
品のある佇まいと、程よいカジュアルさを併せ持ち、普段着として重宝する一本です。

ご注文いただいた方ありがとうございます。