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カートが空です

新商品とご注文

 

PREBLICの今村です。毎週火曜日に書いています。


バックルからオリジナルで製作を進めていた新しいベルト『MARPHY』が新しく定番に加わりました。


以前、PREBLICで「KENT」という名前でファイヤーマンバックルベルトを販売していたんですが、少し気になる箇所があったので、バックルからオリジナルで作ることにしました。


個人的に既製品のバックルでも概ね気に入ってはいたんですが、細かいことを言うとバックル自体のごつさが少し気になっていました。

型から作るとコストがかかるので、どうしようかなと二の足を踏んでいたんですが、やっぱり自分が心から欲しいと思うものを付けたいと思い作ることにしました。



ベルトの幅は少し細めの2.4cm幅。


特徴的なデザインのバックルは Fireman Buckle Belt(ファイヤーマンバックルベルト) と言われていて、その名の通り、もともと消防士が片手で素早く着脱できるように考案されたものです。


レザーは ベジタブルタンニン鞣しで、使い込むほどに風合いが深まってくれます。下地はダークブラウンで、表面のみブラックに仕上げているため、使うほど少しずつ下地のダークブラウンが出てきます。


いわゆる茶芯なので、経年変化すれば黒い靴でもブラウンの靴でもスニーカーでも何にでも合うと思います。


店頭もしくはオンラインでからご購入いただけます。

https://www.preblic.jp/products/marphy



 

さて今週も完成したご注文のレザージャケットと革小物、トラウザーズのご紹介です。


まずはベジタブルタンニン鞣しディアスキンを使用したDALTON。パターンオーダーにてお作りさせていただきました。


カスタムでフロントジッパーの裾のストラップは取り外し、体型に合わせサイズ調整させていただきました。


裏地は、ヘリンボーンツィード。


オリジナルで製作したディアスキンは、質感はしっとりしていてとてもしなやか。厚みは1.4-1.5mm厚と厚みがあるんですが、しなやかな質感から着用すると不思議と軽く感じます。


ほんのりブラウンがかった色合いで、着るほど下地のブラウンが少しずつ表れます。


ディアスキンは、耐久性が高いレザーです。ぜひクタクタになるまでご着用下さい。


耐久性が高いことの証明にもなりますが、素材は柔らかいのにボタン付けは他の素材に比べて、なかなか針が通らなくてとても付けにくいです。タンナーさんに以前ディアスキンの組織について聞いた時に、中の繊維が四方八方斜め横に入り組んでいるんだそうです。それゆえに破れにくく耐久性が高いんだと思います。


絶対取れないことはありませんが、手付けで可能な限り取れにくいよう一つ一つ穴を通しています。




 

そして、パターンオーダーの『PLET - Saddle Pull Up x Crocodile col.Dark Brown』


少し小銭も入れたいということで、ジッパーを取り付け、小銭が出し入れしやすいようマチも取り付けました。



裏面は、カード室なしでお作りさせていただきました。


今の時代にあったミニマムなウォレット。

サドルプルアップレザーの細かいシボととクロコダイル少し大きめの異なる模様は、組み合わせとしてよく合います。


 

そして、トラウザーズの『FORT』

使用した素材は、アイルランド産のWilliam Brown(ウィリアムブラウン)。リネンにウールが混ざっているので、ウール特有の落ち感とリネンの適度なシャリ感を持ち合わせた素材。裾はダブルでお作りしました。



織りは、ヘリンボーン。上のレザージャケットDALTONの裏地でも使用していますが、個人的にヘリンボーンは大好きな素材の一つです。

織り自体で柄が表現さていて、少し遠めからでも織りを認識できるところが好きです。色は、チャコール。

もう少し暖かくなってきた時に最適な素材です。

ご注文いただいたお客様ありがとうございます。