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A商品はすべて平台に平置きし、外寸を測定しております。商品やデザインによっては若干の誤差が生じますので、あらかじめご了承ください。
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2020/12/01 11:44

PREBLICの今村です。


THOMAS - Crocodile col.Chesnutsが完売しました。

現在、ご注文分の革小物を製作しており、THOMAS - Crocodile col.Chesnutsも一緒に製作中です。また完成しましたらDiary、SNSなどでご紹介致します。


こちらは私物のTHOMASで使用してから約2ヶ月が経過しました。色合いが深くなってきました。



そしてTHOMASと合わせてPLETを使用しています。以前、お客様からご注文いただいたものと一緒に製作しました。

使用しているレザーが同じ素材なので統一感が生まれます。




↓こちらが以前お客様からご注文いただきましたパターンオーダーのPLETです。









先週の木曜日にシルバーアクセサリーブランドのSTOP LIGHT COの高山さんのところに行ってきました。

ご注文のコートのボタンの確認と、新たに別のもののご注文を考えていただいているとのことで恵比寿のお店に行ってきました。



ボタン待ちのコートです。

https://www.preblic.jp/blog/2020/03/10/110336




新しいものはまだデザイン前の段階なので進展ありましたらまたご紹介致します。



いつもだいたい30分か1時間ぐらいご注文の打ち合わせと洋服についてお話しするんですが、改めて高山さんとお話しして「この人は一位だな」と思いました。笑


一位というのは、そのままの意味で1番だということです。


以前、上記の添付したDiaryに書きましたが自分が広尾に店を出した当初ブランドを始める時に高山さんからアドバイスとしてある言葉をかけてくれました。


「誰も真似できない生き方ができれば、強い」


なかなか深く脳裏に焼き付いています。



高山さんといつも会って思うのは、「この人の作るものも、いでたちも、言葉、声のボリュームも誰とも比べようがない」ということです。


作るものはクオリティーうんぬんの次元を超えていて、高山さんから発する言葉はいつも的を得ていてすごく刺さります。



周りと歩調を合わせることなく誰とも比べられないところで勝負できる人は、周りには誰も比べられる人はいないので1番です。ただここは注意が必要で独りよがりの1番では誰も喜んでくれません。

人が喜んでくれて、誰とも比べられない立ち位置で勝負している人はある意味最強かもしれません。


だから人に見つかりやすいのかもしれません。




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さて、今ビスポークのレザージャケットのご注文をいただいて今週仮縫いが完成しました。




PREBLICの定番のモデルから仕様などを変更するパターンオーダーでも、お客様にとって理想の形に近づけることが難しかったためビスポークにてご注文をいただきました。


ちなみにパターンオーダーは、PREBLICの定番モデルから仕様変更することが可能です。例えば、ポケットに元々付いているジッパーを外したり、欲しい位置にあたらにポケットを加えたり、スタンドカラーのものをシャツカラーにしたり。実際PREBLICで承っているパターンオーダーは、他のブランドに比べてかなり幅広くご注文いただけます。仕様変更次第では、限りなくビスポークに近いオーダーが可能です。



そして、今回のご注文は、PREBLICの定番展開しているレザージャケットの土台をいくら仕様変更してもお客様の理想の形に近づけることが難しかったためビスポークにてご注文いただきました

ブランドにもよると思いますが、ビスポークの説明すると、お客様の寸法を測り新たに1着のために作図を製作し、1人のお客様のためだけのジャケットを製作するものがビスポークです。

一から作るのがビスポーク。土台から作るのがパターンオーダーです。


たくさんのレザージャケットやブルゾン、洋服を着てきたお客様が、様々な洋服を着用しながら生活する中で、ちょっとした『違和感』とか『気付き』によって、ビスポークのデザインの発想が生まれます。


とてもパーソナルで手の届きそうで届かないポイントは、市場の既製品ではなかなか探すことは容易ではありません。


そういった時のためにビスポーク レザージャケットが存在します


こちらは、お客様と打ち合わせ後、理想のデザインを再現したデザイン画です。

ジャケットの作図を作る際に気を付けるポイントなどはペンなどで書き足します。

そして、これを元に作図を製作します。




作図が完成し、いきなりレザーで製作してしまうと、お客様がレザージャケットを着用した時に、、


「ポケット位置が思ったより高いな。。」とか


「後ろのヨークの切り替えの形があんまり好きではない。。」


など作り手とお客様との間で微妙な誤差が生まれてしまうことがあります。


それを未然に防ぐために、この「仮縫い」を設けています。


・寸法

・デザイン

・仕様

・バランス...など


総合的に見てお客様の理想と作り手としてお話しできる歴史的背景や構造上の耐久性の問題を意見交換しながら、お互いのクロスポイントを見つけていきます。


ここのクロスポイントが見つかって、作図を修正し、初めてレザーに鋏を入れます。



お客様が仮縫いをご着用する前にボディ(マネキン)に着せて、全体的なバランスを決めているんですが、実際にお客様が着用されると狙ったイメージと微妙なズレが生じてしまうものです。




それから、実際にお客様に仮縫いを着用していただき下記の2点の修正箇所が見つかりました。



・後ろ身頃のヨーク位置を2.5cm下に下げる



・左身頃の胸ポケットの傾斜を少し強くする





ビスポーク レザージャケットは、完成品のみが商品ではなく、このプロセス自体も商品の一部だと感じます。こんな風に一着に対してかけた思いと時間が長い分、1着に対してより愛着が沸いてくれるものであってほしいと思います。




また進展ありましたらご紹介します。


ありがとうございました。



ちなみに以前Diaryでもご紹介したイギリス人のファブリックデザイナー『William Morris [いちご泥棒]」のファブリックを使用したBUNCHのレザー違い、裏地は色違いのパターンオーダーを製作しました。


こちらはまた来週火曜日のDiaryにてご紹介致します。






↓こちらは以前製作したBUNCHです。