2020/02/04 18:30
ディアスキンを使用したバッグMILTONが完成しました。
前回のDiaryでご紹介したものはサンプルで、
まだ前回のDiaryをご覧になっていない方は是非この投稿をご覧になる前にお読み下さい。
前回も書きましたが、サンプルを使用して改めて感じたことは、ディアスキンの最大の特徴は、軽くしなやかさがありながら、独特のシボ感でタッチも良く風合いを抜群に楽しめるレザーでした。
下記の写真は、新しく加わったロイヤルネイビーです。
バッグの大きさの参考として、持った時はこのような雰囲気になります。
私は、特に秋冬春の夏以外はレザーを着ているのでどうしても全体的に重たい雰囲気になりがちです。街に出た時も全体的にコートやジャケットなど黒っぽい色合いの人は多いと思います。ホワイトのバッグが加わることで印象もぐっと変わります。もちろん、夏場のTシャツスタイルにもホワイトは相性が良いです。
そして、前回も書きましたが、持ち手がトープという色合いなので、服や靴、ベルトなどの色合いを選びません。
具体的にどこを修正し改善したのかを書かせていただきま
1.裏地のカラー変更
こちらの裏地変更は、お客様からアドバイスいただきました。
よく革靴が黒であれば革小物は基本的に黒で揃えたり、
金具は全てゴールド色で揃えています。
そして、持ち手と持ち手に付属するキーカバーは、
1stサンプルの裏地は、
裏地が変わるだけでグッとまとまりのある仕上がりになりました。
※もちろん、黒がお好きな方はパターンオーダーで黒の裏地もお選びいただけます。
2.表地のディアスキンと裏地との間(底部分)にクッション性のある綿(わた)を挟みました。
クッション性のある綿(わた)を加えた理由は、機械など精密なものを入れた時の保護力を高めるためです。
一手間ですが、
3.レザーの断ち切りの処理
こちらは、下記の写真の通りディアスキンが断ち切りになっている部分をコバ処理し
折り返しの箇所と専用の塗料を塗った仕上げに分けています。
なぜ箇所によって分けたのかというと厚みを出したくない箇所
<内ポケット>
<ジッパーのエンド部分>
<表革の切り返し部分>
4.口部分のジッパーの向き
ほとんどの方が右利きで、
その時に左から右にジッパーのスライダーを開くのが自然だと思
それから、内ポケットの位置を土台の箔押しのある面にしました。
これは、箔押し部分をだいたい見えるように外側にした時に、
そして、濃紺(ロイヤルネイビー)の色についてですが、日本には、
もちろん、
土台は、ディアスキンのネイビー、持ち手と付属のキーカバーは、ホワイトと同様にドイツの名門ワインハイマー社のトープのレザーです。
トープは、グレーや白、黒のように限りなく無彩色に近いので、
持ち手、持ち手に付属するキーカバーのコバ処理はキャメル色で処理しております。
キワ部分であまり気にされない方も多いかと思いますが、ここで二色使いにすることでほんの少し色合いの変化が生まれ品もぐっと高まります。
PREBLIC 今村