2025/06/10 05:20
そして、次の日は小学校からの幼なじみが住むアイルランド・キンセールへ。アイルランド第二の都市・コークから車で30分ほどの小さな街です。
彼は現地で家具職人をしていて、地元の人たちと切磋琢磨しながら木と向き合う日々。
彼の働くアトリエに少しお邪魔しましたが、クオリティに圧倒されました。むしろ家具というより、アートでした。納品先には王室まであるみたいです。笑
元々は岐阜県高山で修行を重ねた彼。今回の滞在で初めて知ったんですが、いつも順風満帆に見えていた裏で、口座がマイナスになったこともあったそう。それでもなにくそ根性で、今ではアイルランドで家族5人と暮らしています。
彼の家に泊めてもらい、至れり尽くせりの2日間。写真以上の迫力と繊細さに満ちたモノづくりに触れて、同じ職人として大きな刺激とパワーをもらいました。てつやありがとう。
ちなみに、北アイルランドはイギリス領ですが、彼の住むキンセールは南アイルランド(アイルランド共和国)。同じ「アイルランド」という名前でも南アイルランドと北アイルランドで国が違うんです。
現地の人達は比較的性格はゆっくりしていて人の表情は本当に豊か。目が合ったらするとニコッとしてくれたりします。
そしてまたロンドンへ戻り、ルイスレザーズの社長・デレックとも無事再会しました。先日はタイミングが合いませんでしたが、この日は久しぶりに話すことができました。
彼からは、Tootalのスカーフとか着こなし、もちろんレザージャケットのこととか多くのことを教わりました。いつも変わらずジェントルで、時折交えるジョークもまだ変わってませんでした。自分で言ったジョークに自分が1番笑っていたのを見て、そこら辺は変わらないなって安心しました。奥さんのSaayaさんも感謝です。
ちなみに、ロンドンといえば「ごはんがイマイチ」というイメージがあるかもしれませんが、果物とパンは美味しくて高くない。特に自分が好きなのはベーグル。ニューヨーク・ベーグルって書いてますが、イギリス版のイオンやオオゼキ的なスーパーで売ってるもの。5個入りで400円ぐらいで懐に優しく、スーパーによって種類も違うので、見かけたらつい買ってしまいます。
洋梨もとても美味しいです。日本のものとは形が少し違いますが、味はしっかり洋梨です。
一袋だいたい300円。
下の洋梨の方は少し高いんですが、こっちの方がより食感は滑らか。上の梨の方がシャリ感があって日本の梨に近い感じです。
だいたい500円。
りんごは、一袋だいたい200円。
イギリスでは、電車の中や道端でリンゴや洋梨を丸かじりしている人をよく見かけます。こういう光景、日本ではなかなか見ないですよね。
最後ですが今回の滞在で、あらためてモノづくりに対して今の自分に大きな肥やしになった気がします。
また日常の製作の日々が始まりますが、ここで得た肥やしを少しでも活かせていけたらと思います。
今回はご注文の製作物の紹介はありませんでしたが、最後までありがとうございます。
時間作って会ってくれた人達も本当に感謝です。