PREBLICの今村です。毎週火曜日に書いています。
先週に引き続き完成したレザージャケットのご紹介です。
まずは、パターンオーダーのNo.2 BACKET。
使用しているレザーは、ベジタブルタンニン鞣しのシープスキンです。
カスタム内容は、後ろ身頃にアクションプリーツを取り付け、袖口はカフス仕様からジッパー仕様へ変更しました。
このNo.2 BACKETをご注文いただいたのは、Kawasaki W1という名車の修復やエンジンオーバーホールを行うU-CRANKの植澤さん。御歳70歳になられる今もバリバリ現役のお方です。
日本中のバイク屋さんでW1修復の際にどうしても修復できないものや手がつけられないものはU-CRANKの植澤さんのところに運ばれたりするそう。
バイク乗りの先輩から、今世の中にあるW1を植澤さんに見てもらえたら、故障で困る人はいなくなるんじゃないかと本気で話していました。何十年もKawasaki Wに跨がる先輩は絶大なる信頼を寄せています。
カスタム内容も植澤さんが愛車に跨がる時に、可動域が多いアクションプリーツ、グローブを付けていても引き手が掴める袖口ジッパーのカスタムも植澤さんらしい仕上がりになりました。
そして、こちらもベジタブルタンニン鞣しのシープスキンを使用したCRANKです。先週紹介したのはcol.Dark Greenでしたが、こちらはcol.Black。
col.Dark Greenは深い色とはいえ色みのあるダークグリーンなので、少しハードさを抑えた落ち着いた雰囲気を楽しめるカラーだと思います。こちらはcol.Dark Green。
対してcol.Blackは、クールな印象に仕上がり、あまり服を選ぶことが少ないので普段のワードローブにも加えやすいと思います。また同じことを言ってしまいますが、「迷ったら黒にしとけ!」という若い頃に先輩から言われた言葉は今でもその通りだと思います。
下地のブラウンが出てきてからがこのベジタブルタンニン鞣しのシープスキンの本当の良さがでていると思います。着用とともに少しずつ色合いに変化が出てきます。
着始めはあまりメンテナンスなど気にせずにクタクタになるでガシガシ着ていただきたいレザーです。メンテナンスは、クタクタになってからするのが自分的にはちょうど良いです。
ご注文ありがとうございます。
今は、また別のレザージャケットを製作中です。また完成しましたらご紹介します。