PREBLICの今村です。毎週火曜日に書いています。
ここ最近製作を続けていたレザージャケットが完成しました。今回は4着完成させることができました。2回に分けてご紹介します。
今回は、ベジタブルタンニン鞣しのシープスキンのダークグリーンを使用したCRANK。
シープスキンは、軽くしなやかな質感から人気の素材です。市場にあるシープスキンは薄いものが多くあまり厚手のものは少ないのが現状です。レザーは薄くすることで軽くなりますが耐久性が気になるところ。ですが、使用しているシープスキンは、珍しく厚みのあるものです。シープは厚くなっても他のレザーに比べて重くなりにくいところがメリットだと思います。シープなので軽さは残しつつも厚みがあることで耐久性をカバーしてくれる、そんなレザーです。
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それから、下地がミドルブラウンなので着用とともに少しずつ下地の色が表にでてきます。着用とともに風合いと色合いの二つの変化を楽しめるレザーに仕上がっています。どのモデルでもお作りすることができます。
着用の擦れで下地の色が出てくると、ダークグリーンの中にところどころミドルブラウンが浮き出てきてグラデーションになり、より一層深みが増します。
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さてそんなベジタブルタンニン鞣しのシープスキンを使用したCRANK。色はダークグリーン。
身頃の裏地は、ブラウンコーデュロイ、袖裏地はバーガンディーサテン。
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こちらも同じシープスキンのダークグリーン。
裏地は、身頃と袖ともにゴールドサテン。
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ボタンホール含めて部分的に手縫いを取り入れています。手間はかかりますが、その分ジャケットに手仕事感を生み出すことができます。
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CRANKは、デザイン的にもあまり服を選ぶことなく、羽織ることができるのも人気の秘訣かもしれません。
フロントの裾周りは、テーラードジャケットのようなカーブを取り入れ、首周りは品よく少し小ぶりに仕上げています。
そして、金具は一つとなく水牛ボタンなのも見た人にも落ち着いた印象を与えてくれそうです。
そして、丈はミドル丈。
第一ボタンは、あえて高めに設定しスカーフをした時は、第一ボタンを開け、第二ボタンより下のボタンを閉めた時にスカーフがちょうど良い収まりになるように仕上げています。首周りが大きいよりも小ぶりな方がやはり見た目をすっきりさせてくれます。
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元々アメリカのイメージが強いカーコートタイプのレザージャケットですが、ところどころにヨーロッパ的なディテールや要素を取り入れています。力強さの中にどこか品が漂うのもそんな仕立てになっているからだと思います。
来週は完成させた別の2着をご紹介します。ご注文ありがとうございます。
そして、今週もまた別のジャケットの製作をしています。こちらもまた完成しましたらまたご紹介します。ご注文いただいたお客様もうしばらくお待ち下さい。