PREBLICの今村です。毎週火曜日に書いています。
先週、ロンドンで勤めていた時の元ボスが日本に来ていたので夜飲みに行ってきました。
元とはいえボスだった人なので居酒屋へ向かう道中は少し緊張しました。でも実際に会ってビールジャッキ2杯空になるといつの間にか緊張も解けていました。
会うのはもう4年ぶりでしたが、以前会った時の記憶と外見も中身もあまり変わっていないように感じて、とても安心しました。
久しぶりに英語を話したんですが、定期的に話さないとやっぱり言葉が出てきませんでした。当時、ロンドンで一緒に働いていて強く感じたのは、相手が何を言っているかを理解できて、自分が伝えたいことを相手に理解してもらうことが最も大事なこと。
文法とか発音が綺麗なことに越したことはないんですが、個人的にはそれは二の次。いくらこちらがめちゃくちゃな英語だろうが、理解し伝えたもんが勝ちです。
文法とか発音はそれができてから次のステップだと思います。一緒に働いていた時によく「Be confident! Don’t be shy! (自信を持て、恥ずかしがるな) 」ってよく言われてたのを思い出します。働き始めた頃、自分以外はみんな流暢に英語を話す中その中で自分だけめちゃくちゃな英語を話すのが恥ずかしいとか思っていました。そんなのも全て見透かされていたんだと思います。
日本にいても目上の方とか緊張する方と話す時にあの言葉は思い出します。
今になって改めて感じるのは、恥を捨てて、1番楽しんだ奴がいつも勝っているように思います。
今でも自分にとって大事な言葉です。
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さて、本格的にレザージャケットの製作に取りかかりました。まずは裁断が完了しポケット、襟作りです。
襟を見てみるとモデルによって襟の形状やステッチングが異なることが分かります。モデルによって参考になるアーカイブのジャケットの年代が違ったりするのでディテールに関しては細かく決め込んでいます。
ポケットや襟作りが完了すると次は前身頃と後ろ身頃を製作し、ばらばらになっているパーツを立体的に組み立てていきます。
新しいモデルのジャケットも製作しているので完成がとても楽しみです。