PREBLICの今村です。毎週火曜日に書いています。
現在、ご注文と完売している革小物を製作しています。
それから、レザージャケットで仮縫いが必要なご注文は平行して製作しておりますので、ご注文いただいたお客様はもうしばらくお待ち下さい。
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最近、コロナで続編がストップしていたNetflixの作品がいくつか出てきました。ピーキーブラインダーズとかストレンジャーシングスとか。でも特にブレイキングバッドのスピンオフのベターコールソウルは自分的にかなり上がりました。
ベターコールソウル含めて全部のドラマではないんですが名作と呼ばれるドラマや映画を観て思うことがあります。出演している人達の中に超絶美男美女が少ないように感じます。どこか鼻が大きめだったり眉毛がなかなか濃いめだったり、体型も一般人的っぽい人も少なくなかったりします。ただみんな各々でキャラクターが立っていて観終わった後も彼ら一人一人がしっかり記憶に残ります。多分整い過ぎてると現実味を感じられなかったり、その物語に入り込みづらくなるのかもしれません。それから、俳優さんもストーリーにあったヘアメイクをしていたりするので、本当はばっちりメイクをすれば美人な人でもストーリーの中ではあんまりそう見えない人もたくさんいます。観終わった後に、キャストを検索していて「この人こんなに男前とか美人だったんだ」って驚かされることも少なくないです。
俳優さんも同じ人間なので、自分の顔の写りは少しでも良く見せたいっていうのは自然だと思います。でも製作側に大きなリスペクトを持つと作品が第一になってくれて、自分はその作品の中の一つのパズルのピース。みんな完成図を想像して自分がその絵の空白の中でどこのピースにはまるのか、理解の精度が高いように感じます。
言い換えれば、指揮してる人の決定権が強かったり積み上げてきた国の文化がそうさせているのかもしれません。製作陣、俳優陣みんなそれぞれ同じぐらいの発言力を持って意見ができていたらきっと多数決になって当たり障りのない作品ができてしまうのかもしれません。
みんなの歩幅を合わせてみんなが納得できるものってイコールみんなが何となく想像しやすいものだったりもします。
人の心を打つものってやっぱり大きく想像を裏切ってくれたり、作り手のどこか狂気染みたものが見え隠れするものが多いように感じます。みんなの意見を聞くのはとても大切だけど、みんなの意見をたくさん聞いてどうするかは少数もしくは1人で判断するっていうのは一つ大事な考え方だと感じました。
『船頭多くして船山に上る』
好みはありますが、比較的自分はそういう作品を魅てしまいます。
シーズン6の後半はあと1ヶ月ぐらい先のようです。。