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2022/04/26 08:52

PREBLICの今村です。毎週火曜日に書いています。


床の張り替えの作業日が4月29日(金)〜5月1日(日)の3日間に決まりました。この3日間はお休みさせていただきます。当初より予定が延びましたが、ようやく日程が決まりました。ご来店をお考えだったお客様申し訳ございません。5月2日(月)から通常営業です。






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少し前に先輩のスタイリストさんと会いました。テレビとかの芸人さんの衣装を担当されている方で、いかに衣装が大事かという話をしてもらいました。


あまりスタイリストという仕事について知識がなかったので、ただあの人に似合いそうだからとかそんな簡単な話ではないことがよく分かりました。




同じ芸人さんでも番組によって衣装は変わります。まずは番組の趣旨に沿わせること。番組が成立して、番組がまず人気になってくれることが目的なので、自分がこの間買ったアロハシャツがいくらお気に入りでも番組の内容とかけ離れているときは家の箪笥にしまっておかなくてはいけません。1200円で食べれる肉汁たっぷりのハンバーガーを紹介する番組であればアロハに短パンでも何となく合いそうですが、それなりのホテルのレストランのコース料理とあれば、いくら希少なビンテージのアロハであっても見てる人は少し違和感を覚えそうです。


それから、着る本人に合った服を着てもらうこと。「合った服」っていうのはただ流行ってるとかサイズが合ってるとかだけではなくて、芸人さんの趣味嗜好も踏まえた服選びです。

世間では硬派な不良で知られてるのに、自分の美脚を披露したいからといきなり膝より上のデニムの短パンとかだと見え方が大きく変わってきてしまいます。

服を間違えるとせっかくその人が培ってきた人間性が違う印象で人に伝わってしまいます。



出る番組の内容と本人の体型や趣味嗜好、誰と共演するかでも服選びは変わってくること。いくら大柄でも線の細い人でも選ぶ服のサイズとかデザイン、どこのブランドかで、世間では短所として捉えられる箇所も、服選びでコンプレックスは、その人らしさに変えられることを知りました。確かにそれを聞いて頭に浮かぶ人が何人かいます。


何気なく映像を見ている自分のような視聴者が違和感なくすんなり観れること、番組を作っている人たち、演者、スタイリストのみんなが良い立ち回りでいられる服選びがとても大事だということ。




実は、先輩のスタイリストさんと会ったのはもう1ヶ月以上前です。なんでこんなことを思い出したのかというと、この間Netflixで「浅草キッド」を観たからです。ビートたけしさんと師匠・深見千三郎さんの師弟関係を描いた映画です。


自分は芸人さんではないので、芸の事は分かりませんが衣装の部分が心に残りました。


今いくら売れてる芸人さんでも売れてない時があったわけで、売れてない時からなけなしのお金を衣装代に回していたことを知りました。それから格好つけるために後輩にご馳走したり。そこには身の回りの人も含めて芸を見に来てくれた相手への最低限の配慮だったり、自分をどう見せたいか。まだ無名の人間の言葉に少しでも耳を傾けてもらうための最低限の心構えなのかもしれないと勝手に解釈しました。もちろん日頃から芸を磨いておくことは大前提で、何者でもない人間が人前に出る前の最低限の下準備がいろいろと大切だと知りました。



その他にもたくさん心に残った場面はたくさんあったんですが、服を作っている人間なので服に焦点をあてて書かせていただきました。



自分にとって店の床を新しく張り替えたりする店作りは芸人さんにとっての衣装のような立ち位置のように感じます。職人として日々の技術を高めることと、ものを作る手前の下準備もこれから整えていきたいと思います。



背中で語る昭和の男の話からそんなことを学ばせてもらいました。