商品について

Q商品のサイズはどのように測っていますか
A商品はすべて平台に平置きし、外寸を測定しております。商品やデザインによっては若干の誤差が生じますので、あらかじめご了承ください。
Q完売商品を購入したい
A完売商品のご購入をご希望の場合は、受注生産にてご注文を承っております。ご注文の流れは下記の通りです。
 
① メールにて下記項目をお知らせください。
※お電話でのご注文は承っておりません。
 
・お名前(フルネーム)
・お電話番号
・発送先ご住所
・ご希望の商品
・ご希望のお支払い方法(クレジットカードまたは銀行振込)
 
② ご注文メールを確認後、商品の金額と納期をお伝えします。全額前払いとなりますのでご注意ください。
クレジットカード払いの場合は、お支払い用のURLをお送り致します。
銀行振込の場合は、振込先口座情報をお送り致します。なお、誠に勝手ながら、振込手数料はお客様のご負担でお願い致します。
 
③ ご入金が確認でき次第、製作に取り掛かります。
 
④ 商品が完成し次第、メールまたはお電話にてご連絡の上、発送致します。

修理ついて

Q修理の納期はどのくらいですか
A納期は時期によって変動しますので、お手数ですがメールかお電話にてお問い合わせください。
Q修理の料金はどのくらいですか
A修理の内容によって異なりますので、お手数ですがメールかお電話にてお問い合わせください。

返品・交換について

Q商品を返品したい
A商品が不良品の場合または誤配送の場合のみ、返品をお受け致します。お客様のご都合による返品は対応できかねますのでご了承いただきますようお願い致します。
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A商品に不備があった場合のみご対応致します。お客様のご都合による交換はできかねますのでご了承いただきますようお願い致します。

2022/04/19 08:57

PREBLICの今村です。毎週火曜日に書いています。



自分は、作った服を着ています。作っては着て、作っては着てを繰り返しています。レザージャケットは着れば着るだけ小慣れた印象になってくれるので着数はどんどん増えていきました。そんな中のここ半年の間に自分のワードローブに入ってきたベジタブルタンニン鞣しのシープスキン ジャケット2着。こっちが着用してだいたい5ヶ月。


こっちが3ヶ月です。



こちらは、芯通しのシープスキン。表面の黒を下地まで同じ黒に染め上げたレザーです。着用によってジッパーの擦れや肘部分にはレザージャケット特有のシワがでてきました。ベジタブルタンニン鞣しなので擦れた部分は時間をかけて少しずつブラウンに変化していきます。


一般的なシープスキンの特徴はしなやか、薄い、軽いがあると思います。ただ代償として耐久性に少し欠けるというのがシープスキンです。

この耐久性の問題を解決するために、シープスキンでは珍しく厚みのある品種を選んでいます。気になる重さもシープスキンの素材の特性上軽く仕上がっています。それから、作りの面ではレザージャケットで負荷がかかる袖周りには念には念を込め、補強資材を内側に施すことで耐久性を高めています。ビンテージのジャケットでも袖周りが破れるというのはよく見てきました。そんな問題を厚みと内側の処理で耐久性をあげています。

長く着用して経年変化を楽んでいただきたいシープスキンです。




そして以前Diaryでもご紹介した茶芯のシープスキン。表面は少しだけ艶を落とし、下地の色はミドルブラウンに仕上げています。上で書いた芯通しのシープスキンと風合いに違いが出るように仕上げました。こちらのシープスキンを使ったサンプルも製作しており着用後の写真はまたご紹介します。

下地はミドルブラウンにすることで着込んでいくと表面の色が擦れて少しずつ下地のミドルブラウンが表れます。トーンの少し明るめのブラウンなのでコントラストが生まれます。下地と表面の色合いの違いから見た目でも感じ取りやすい経年変化が表れます。




そして、PREBLICで人気のホースハイド。こちらは約2年半着用したものです。


こちらは約1年着用。



だいぶクタッとしてきて小慣れた印象になってきました。こちらのホースは、上で紹介した茶芯のシープスキンと異なり、下地はダークブラウンに仕上げ、表面は黒。擦れによって下地のダークブラウンが見えてきても表面の黒とコントラストを抑えられることでシックな経年変化を楽しめます。




シープスキンに比べると重さがありますが、ホースハイドはどの素材にもない独特の風合いと重量感があります不思議と重さがあるレザージャケットは安心感を感じてしまいます。重さが特に気にならないという方で、強さのあるレザージャケットを求めている人にはぴったりの素材です。




それから、ディアスキン。こちらは、上のシープスキンともホースハイドとも異なる風合いです。独特のシボ感が特徴でしなやかさとウールのような落ち感が特徴です


日本でも古来から手袋や足袋の下に履く靴下にも使われていた素材です。吸湿性に優れていたり引き裂きに強く破れにくいのでレザージャケットにも昔から好まれて使用されてきました。




触れる媒体がインターネットで格段に増えたことで、お客様の好みも細分化されました。同じ黒だとしても素材や仕上げによって着心地や風合いは大きく異なります。着用前の新品の状態でも違いがありますが、経年変化するとより一層変化は大きくなります。経年変化のサンプルがあることでジャケットの未来を想像できます。極力自分で着て経年変化をお見せできればと思います。



今週も最後までお読みいただきありがとうございます。