この間、あるミュージシャンの方のラジオを聴いていました。その方がギターに熱中するあまりいつの間にか足がガタガタ震えていることに気が付いたって話してました。「どうしたんだ？」って冷静になった時に「そうだ！自分はトイレに行きたいんだ」って言っていました。笑

これを聞いた時すごいなっていう感情と羨ましいなって思ってしまいました。

足がガタガタなるぐらい自分の生理現象すら忘れて没頭したことがかつて自分にあっただろうか。

しかもそうやって生まれたモノを楽しみにしている人がいるっていうことはこれ以上ないぐらい嬉しいことのように思います。

立ち止まっている時が長いとなぜか余計なことばかり考えてしまいます。自分は一生このままなのかとか、これからどうなっていくんだろうとかいくら考えても分かりっこない無限ループに入ってしまうやつです。

だけど、自分の頭でどうなりたいかちゃんと考えて手を動かしてる時は確かに周りはとても静かで穏やかになります。

まずは自分の頭で考えてこれだって決まった時は、とにかく没頭する。そして作ったものを世の中に放った時に周りの反応を見てその時初めて次はどうしたら？って悩む。

この繰り返しがきっと大事な気がします。

周りを無視して、周りをすごく意識する。

矛盾してますね。笑

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さてレザージャケットの仮縫い製作が完了し、今週からやっとレザーに鋏が入りました。

４着を同時に製作していきます。レザーの裁断は想像以上に時間のかかるものです。

気付かないぐらいの小さい穴が開いていたり。それに気付かず型紙をレザーの上に載せて裁断して型紙を外したらパーツの真ん中に穴が開いている。こんなことがたまにあります。

もし気付いていたら穴を避けながら裁断できたのに。素材を無駄にしてしまったと後悔してしまいます。

レザージャケットは同じモデルでもレザーの表情が違うことで一着一着違う雰囲気に仕上がるのは魅力の一つですが、穴に関しては作り手にとって嬉しいものではありません。

そんな裁断も完了。

月曜から縫製に入り、ボタンホールが完成しこれからポケットを作っていきます。

ご注文いただいたお客様はもうしばらくお待ちください。