PREBLICの今村です。毎週火曜日に書いています。

自分が着用しているホースハイドの「BUNCH」が下地のブラウンが出てきていることに気付きました。下地のブラウンが出てくると不思議なもので立体感とか奥行きが出てきて全くの別物になるから不思議です。

こちらは新品です。新品だとまだ袖を通していないので着用からできる袖の皺がなく凹凸がないことで光が反射して光沢感が強くなります。

このパリッとした状態もこれで雰囲気はあるんですが、自分は着込んだ方がこなれてみえて好きです。袖の皺の凹凸の凸の部分から少しずつ下地の茶芯が出てきます。着用することで表面が擦れて少しずつ光沢が落ち着いてきます。

ロンドンでよく「Leather jacket comes part of you」という言葉をよく耳にしました。直訳すると「レザージャケットがあなたの一部になる」です。

丁寧に鞣されたレザーは着込むことで、新品の状態よりも価値が高いように思います。一緒過ごした年数と自分の身体に沿って変化したジャケットはその人にしか作れないからです。

自分はこのホースハイドのテーラードジャケットの「BUNCH」の着用頻度が高いです。自分のバックボーンが強く出ているからということが理由かもしれません。

いつものライダースジャケットから少し気分を変えたい人とかにおすすめな１着です。

さて製作していたレザージャケットが完成しました。2週に分けてご紹介します。

まずは、シープスキン スエードのダークオリーブ色です。

「BUNCH」とも似ていてジャケット型なのですが、少しディテールに違いがあります。

まずは左右の身頃のポケットがパッチポケットであること。

それから、後ろ身頃には腰ベルトが付きます。イギリスのノーフォークジャケットとブレザーを掛け合わせたようなデザインです。

そして、ディアスキン ロイヤルネイビー色を使用した「BUNCH」です。

ネイビー色は黒に比べて落ち着いた印象に仕上がります。

黒に次いで人気の色です。デニムとも近い色合いなので、見た目としても馴染み深いように思います。

ホースハイドの黒とはまた違った雰囲気に仕上がりました。

来週はまた別のレザージャケットをご紹介します。

今週も最後までありがとうございます。