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2021/06/01 09:33

PREBLICの今村です。

毎週火曜日に書いています。


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BASE zipper less

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ホースハイドを使用したBASE zipper less。

個人的には汎用性の高さは1番高いモデルだと思います。中はTシャツでもシャツでも、スウェットでもポロシャツでもよく合います。



特にこのBASE zipper lessは名前のように左右前身頃のポケットのジッパーを取り外し、フロントジッパーは、少しレザーを被せることでジッパーを極力目立たせないようにしています。そうすることで、レザーとジッパーの境界線がなくなり、これによってレザーが見える比率が増えることからレザーの風合いがより際立つシンプルな佇まいに。


ディテールや仕様は50年代後半頃のレザージャケットに着想を得て製作したものなのでクラシカルな装いも。そして、ここまでシンプルであれば、現代の服にも幅広く合います。

汎用性すごく高いです。


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茶芯 CHASHIN

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茶芯(Chasin)って言葉があります。このDiaryを読んでいる人はご存知の方も多いと思いますし、茶芯にもいくつか種類があるんですが一般的な茶芯とは、レザーをまず茶色に下地まで染め上げ、その後に表面のみ別の色で染色しているレザーのことです。そうやって染色されたレザーは、着込むことで表面の色が剥がれて下地の茶色が出てきます。着込む具合いによって表面の色と下地の色の割合いが変わってくるということです。着込めば着込むほど下地の色に近づいていくレザーで色の移ろいが視覚としてはっきり変化が楽しめるレザーが茶芯です。


(写真のBASE zipper lessのレザーも茶芯のホースハイドです)



ちなみにこの「茶芯」という言葉は、日本語ですが、レザーに詳しい人だとイギリス人もアメリカ人も中国人も知っている言葉です。

「CHASHIN!!」で伝わります。笑

元々海外で生まれたレザージャケットを日本人が独自の解釈で再構築し独自のレザージャケット文化が形成されていきました。それをレザージャケットの発症地とされる国にもこの言葉が受け入れられているというのはリスペクトがあってこそだと思います。そう考えると日本人としてはなかなか誇らしいことです。




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下地の茶色が少しずつ

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自分が着用しているBASE zipper less。

なかなか良い感じに下地のダークブラウンが覗いてきました。個人的には早くブラウンのジャケットに変わるぐらいに下地が出てきて欲しい。

今は着用してからだいたい2年ぐらい経過してるんですが、もうあと2年ぐらいで理想のブラウンジャケットに近づいてきそうです。


「着用前」



「約2年経過」




10代からレザージャケットを着続けてきて、いつしかそれを作るようになって未だに最初に着たレザージャケットの熱から全く冷めないのも、レザージャケットだから。


自分が好きだから特別視してるかもしれないけど、どれだけ不景気でも景気が良くても変わらず、流行り廃りなく生き続けられる服はレザージャケット以外にはないように思います。

スーツとは違う男の正装は、着れば少しだけ強くなった気にさせてくれるのも変わらず生き続けてきた理由の一つかもしれません。





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THOMAS - Horween Shell Cordovan col.Black、Saddle Pull UP SD

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PREBLICの定番マネークリップ ウォレットのTHOMAS - Horween Shell Cordovan col.Black、Saddle Pull UP SDが完売しました。もう何度も完売しては製作を繰り返してきたものです。

再入荷は2週間〜1.5ヶ月後を予定しております。不思議と完売すると何故か問い合わせも多くなります。笑




収納は、カード室4室、L字のファスナーに小銭入れ、そして真ん中のクリップに紙幣を。程よい収納量で今の時代にもちょうど良い容量。それからちょうど良いコンパクトさ。ありそうでないデザインに加えて希少価値の高いレザーを使用していることが人気の秘訣かなと思っています。





黒は完売していますが、ダークバーガンディーとバーボンはストックございますので、気になる方はオンラインもしくは店頭でお買い求め下さい。




そしてクロコダイル。





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RANGE、KENT再入荷

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サイズ欠けしていたRANGEとKENT再入荷しました。



『RANGE』


オリジナルで製作したレザーに、バックルはイギリス製の真鍮製バックル使用しています。

そして、ベルトループのみクロコダイルを使用。PREBLICではTHOMAS含めてクロコダイルを使用した革小物も多く製作しています。そんなPREBLICでは定番素材とも言えるクロコダイルをほんの少し味付けとして加えたのがRANGEというベルト。ちょっとした味付けは、周りの服ともうまく共存しながら、大人しいながらに主張もしてくれます。





『KENT』


レザーは、オリジナルで製作してもらったレザージャケットのホースハイド同様の「茶芯」です。ベルトのレザーはカウハイドです。

一度ダークブラウンに下地まで染め上げ、その後に表面のみ薄く黒で染色しています。

日常使いの擦れなど使い込むほどに表面の黒が剥がれて、下地のダークブラウンが少しずつ表に表れてきます。(RANGEも同じレザーです)

歳を重ねると茶色が似合うようになるとテーラー業界では言われています。RANGEもKENTも始めは黒ですが、自分が歳を重ねるのと同じように少しずつ茶色く変化してくれます。そう考えても長年飽きずにご愛用いただける一本だと思います。



そして、特徴的なバックルは、古くにイギリスのファイヤーマン(消防士)が使用していたディテールを残したバックルです。1秒でも早く着脱できるように考案されたバックルは独特な形状をしていますが、その独特な形状が機能美とも捉えることができます。



さすがにスーツと合わすには少しカジュアル過ぎますが、チノパンやデニムに合わせるとカジュアルに振れ過ぎないほんのりフォーマルな印象も残してくれます。そんなところもイギリス製のバックルならではです。




来週はご注文分をご紹介できそうです。

今週も最後までお読みいただきありがとうございます。