PREBLICの今村です。
着用しているレザージャケットが良い感じに経年変化してきました。
着用しているのはホースハイドの『BUNCH』です。着用してから1年半ぐらい経過しました。
肘部分には良い感じのシワが入ってきて少しずつ下地のブラウンが表れてきました。
テーラードジャケットの『BUNCH』は、フォーマルな印象を持っているので今回のようにカジュアル感の強いトラウザーズやジーンズでもカジュアルになりすぎることなく着用することができます。逆にフォーマルな印象のあるスラックスに合わせても素材がレザーということもありフォーマルに振れすぎない適度なカジュアル感を保つことができます。
自分も少しずつ歳を重ねてきたことからカジュアルな印象が強過ぎるものは少し避けるようになってきました。カジュアル感が強いアイテムを選ぶ時は、中のシャツやパンツなどは少しフォーマルな印象のあるものを選んでバランスを整えています。
レザージャケットは欲しいけど、カジュアル過ぎず少し落ち着いた雰囲気のものが欲しいという方にはおすすめです。
レザーを使用したテーラードジャケットは、素材がチープだと安っぽく見えてしまいます。ヴィンテージを思わせる重厚感あるホースハイドを使用することで他のジャケットとも一線を画してくれます。ジッパー付きのレザージャケットではジッパーなどの金属の付属品で素材の粗さを多少カバーしてくれますが、『BUNCH』など金属の付属品が付かないものは素材の良し悪しが顕著にでます。
写真左は着用と同じホースハイドの『BUNCH』、写真右はスウェードのディアスキンです。
2着とも雰囲気は異なりますが、素材の良さが際立ちます。
さて、以前ご注文いただいた革小物をご紹介致します。
こちらは、THOMAS - Crocodileのパターンオーダーです。
クロコダイルの部位指定と金具をシルバー色からゴールド色へ変更しています。
大きめの部位はメンズライクな印象が増し、ゴールド色の金具はゴージャスな印象が深まります。
THOMAS - Crocodileでは人気の一つのパターンオーダーです。
そして、こちらもTHOMAS - Crocodileのパターンオーダーです。
今までご注文いただいた中で1番豪華なカスタムです。
金具はゴールド色に。そして外装、内装ともにクロコダイルを使用しています。なかなかゴージャスな仕上がりになりました。
THOMAS自体が小振りなので、主張も強すぎることなく、実物はなかなかシックに纏まっています。
金運も上がりそうです。
先日なんですが、ご来店いただいたお客様から「PREBLICのクロコダイルのウォレットを見て、クロコダイルのイメージが変わりました」と言っていただきました。
実は、自分も初めはクロコダイルのウォレットは少し嫌らしいイメージを持っていました。ただロンドンでとあるテーラー(仕立て屋)がスーツのポケットから二つ折りのクロコダイルのウォレットを取り出す姿を見てイメージは一新されました。仕立ての良い(ツィードだったかフランネルの)スーツの内ポケットから、クロコダイルの二つ折りウォレットがスッと出てきた時はなかなか衝撃でした。
ウォレットのデザインや使う人の佇まいで大きく振れ幅のある素材だと痛感しました。一度持つと他の素材では少し物足りなく感じてしまうのもクロコダイルの魅力の一つだと思います。
ご注文ありがとうございました。