PREBLICの今村です。
イギリスの生地メーカーFOX Brothersのフランネル地のスラックスと。
ジャケットはBUNCH ディアスキン スウェード。ベルトはRANGE。
ジャケットは、BRANCH ディアスキン スウェード。ベルトはRANGE。
今までスウェード素材は着てこなかったんですが、最近はよく着用しています。
良い意味で「気張りすぎない」雰囲気が気に入っています。
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前回のDiaryで万年筆で書いたオーダーシートを載せたんですが、納期の「期」の文字が間違っていました。
堂々と間違ってしまいました。笑
気付いた方失礼致しました。
前回のDiaryのオーダーシートの画像は削除しました。
『期』です。
今回の初めに万年筆について書かせていただきます。
万年筆を買ったは良いものの書くために必要なインクと紙とベストなものが欲しくなりました。
ベストなものというのは、ただ高価とかではなくて、万年筆らしさが文字に表れて、少し特別感があるものです。
まずは、インクなんですがこちらは、『DIAMINE(ダイアミン)』というイギリスの老舗インクです。イギリスというところもポイントなのですが、このインク、他とは少し違う特徴を持っています。
主体となる色はブルーです。
ただのブルーのインクではなく複雑に微妙に他の色が混じっています。ほんのり他の色が混じっていることで、見る角度や陽の光に当たったりすると色が変わったりします。さらにこちらは「Sheen Ink(シーンインク)」と呼ばれるものでインクの中に光沢感が含まれていています。文字を書いてインクが乾いてきた時にほんのり光沢が浮かび上がってきます。
「Sheen(シーン)」とは、日本語で艶とか光沢の意味です。
それから、紙です。「トモエリバー」と呼ばれる日本製の紙で値段はコピー用紙ともほとんど変わりません。コピー用紙に書いて気付いたんですが、普通のコピー用紙に書いても上記のインクの特徴がうまく表れませんでした。
こちらが普通のコピー用紙
光が反射するように角度を変えても色の変化はほとんどありません。
そしてこちらが「トモエリバー」
真正面から見るとほぼブルーです。
光が反射するように角度を変えると
コピー用紙だとインクが、染み込んだり乾く時間が短いため主体となるブルーのみが強く出てしまって、ゴールド含め他の色合いが主体となるブルーの下に埋まってしまいます。
そして、この「トモエリバー」はというと特殊な加工を施していることでインクの乾きがかなり遅くなっています。一般的な用途で考えるとコピー用紙のように乾きが早い方が書いた後の色移りや手にインクが付いたりしません。普通に考えればこっちの方が利便性も品質も高いです。ただこの紙は一般的な用途は無視して万年筆の最大の良さである線の濃淡の抑揚が付きやすく、さらに「DIAMINE」インクの特徴である色の変化も楽しめます。
この3つが整うとなかなか気持ちよく書けます。
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さて先週から製作していたTHOMASとBOX - Horween Shell Cordovanが完成しました。
大変申し訳ないのですが、店舗用の在庫としても製作していたTHOMAS - Horween Shell Cordovan col.Blackは完成前の事前のご注文で店舗用の在庫はなくなってしまいました。
なので、次回の再入荷は来月2月中旬〜下旬を予定しています。
ご注文いただいたお客様ありがとうございました。
そして、店舗用のストックとして完成させたBOX - Horween Shell Cordovanです。『コ』の字のシルバージッパーが特徴のコンパクトウォレットです。THOMASに次いで人気のウォレットで特にHorween社のシェルコードバンを使用したものが人気となっています。
開いてみるとマチ付きの仕様でコインはもちろん、カード、紙幣(3つ折りで)
収納できます。なんだかんだで定食屋さんとかに行くとお金は必要な場面は意外と多いです。
シンプルな面構えでシェルコードバン独特の高級感のある風合いから、ジャケットやスーツの内ポケット、デニムのポケットにも幅広くお使いいただけます。
そして、THOMAS - Saddle Pull Up SDです。内装と外装ともにベルギー産のベジタブルタンニン鞣しのレザーを使用したレザーを使用しています。
このレザーは一般的なレザーよりもハリと硬さが強いです。人によっては「硬っ」という方もいらっしゃいます。そんな硬くてハリの強いレザーをあえて使用しているのはやっぱり理由があって、時間が経過してもコシとハリを保ってもらいたいという意味合いを込めています。馴染むまでは2ヶ月ぐらいはかかりますが、馴染んできた時はちょうど良い硬さとハリに落ち着き、この風合いと質感がクセになります。それから、シボがあることで影がうまれ黒が深くなることから落ち着いた上品な印象を与えてくれます。
そして、THOMAS - Crocodile col.Black。天然のクロコダイルは模様が全て異なります。さらに裁断する部位によっても模様は異なるために
定番モデルとはいえ、オンリーワンでパターンオーダーのような満足感があります。
店舗用としてのストックも残り一個となっていたので製作しました。
やっぱり一つ一つ違いますね。
そして、こちらはTHOMAS - Horween Shell Cordovan col.Blackのパターンオーダーです。
少し長くなってしまったので、来週のDiaryで書かせていただきます。