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2020/10/27 10:49

PREBLICの今村です。


10月24日に発売した「CLUTCH Magazine」でPREBLICを16ページにわたりご紹介いただきました。


私自身の経歴やレザージャケットの製作過程、革小物について詳しく書かれています。


書店に行かれた際はぜひご覧下さい。








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現在、完売している


THOMAS - Crocodile col.Black

THOMAS - Horween Shell Cordovan

THOMAS - Saddle Pull Up SD


は11月上旬頃に再入荷予定です。







最近製作したPREBLICではすっかり定番となったテーラードジャケットのBUNCH。


こちらは、ご注文分2着ともホースハイドを使用しています。





よく着用の難易度が高そうと思われるモデルではあるんですが、意外にも守備範囲の広いジャケットだと思います。



<クルーネックのハイゲージニットと>



<シャンブレーシャツと>



<タイドアップ>



テーラードジャケットとレザーがうまく化学反応してくれて、他では出せないスマートさと色気がこのジャケットならではだと思っています。



以前Diaryで書かせていただいたことと重複しますが、茶芯の下地のブラウンが出てきてからが、BUNCHにさらなる深みを与えてくれると思っているので、自分は雨でも着用したり、敢えてオイルなどのケアをせずにいます。

着用して約8ヶ月ぐらいなんですが、本当に少しずつ下地の茶色が出てきました。

過程も楽しんでいただきたいジャケットです。




少しこのBUNCHのディテールについて書かせていただきます。

このBUNCH製作する上で重きを置いているポイントはたくさんあるんですが、今回は重きを置いている部分の一つでもある「袖口部分」について書かせていただきます。



写真の通り敢えて手縫いとミシン縫いを駆使しています。



袖口は「本切羽」です。(「本切羽」とは、ボタンホールがあって袖口を開け閉めできる仕様のこと)

ここは、実際には開け閉めできますが、レザーが馴染むまでは本当に開け閉めが大変です。ここのディテールは、「開け閉め」する機能性よりも見た目に重点を置かせていただきました。ここのレザーのボタンホールの部分に関しては目に見えて分かる「手間」がデザインとして機能してくれるように構築しました。

実際に開け閉めする方は少ないと思い機能性は捨てさせてもらいました。(ただ時間はかかりますが開け閉めを繰り返すことで馴染んでいきます)



レザーのボタンホール「本切羽」自体手間のかかるもので市場にあるものでこのレザーの仕様はなかなか作るのが大変です。実際、市場には「あきみせ」と言って本切羽に見せかけた作りで実際には開け閉めできないものやボタンだけ付いているものもあったりします。これは、どれが良いと言うよりも好みやデザインの問題だと思いますが、BUNCHは本切羽にくわえて手縫いを採用しています。

実際、手間のかかる手縫いを用いなくても全てミシン縫いで構成できるのですが、ここは、敢えて手縫いも加えています。



手縫いを加えた理由は、2つあって、


1つ目は、ミシン縫いだけだと欲っしてない部分にステッチが表に見えてしまうこと。

2つ目は、ジャケット自体に体温を持たせたかったことです。



個人的なものづくりの考え方なのですが、品質が良いというだけでは、振り向いてくれる人は少ないと今までたくさんいろんなものを作ってきて感じました。

ここで言いたいのは品質を捨てろということではなくて、品質が高いだけでは、人の心は動かせなくて、作り手のアイデンティティーや哲学が感じられるディテールをモノに溶け込ませないと人にはなかなか響かないと思いました。

品質が高いものは、もう世の中には溢れていて、その溢れている中からたった一つだけ選びとってもらうためには、品質に加えて「体温が感じられるもの」っていうのはすごく強いと思っています。

全員には響かなくても500人なのか1000人なのか、、その中の1/1000のたった一人にでも強く突き刺さるものであれば良いのではないか?と思っています。







こちらの2着は、お客様の体型に合わせて寸法調整し、裏地はPREBLICでご用意のある素材からお選びいただきました。


裏地が違うだけでハンガーに掛けた時にとても印象が変わります。


こちらはウール素材の千鳥格子。




こちらはバーガンディー色のサテン地。






ゴージラインの曲線が好きです。



ありがとうございました。