PREBLICの今村です。
先日、CLUTCH Magazineという雑誌の編集長の松島さんが店に来てくれました。
先日、CLUTCH Magazineのインスタグラムの動画を撮っていただいた時に、「作りたいと思ってるものがある」とおっしゃっていただきました。
気を遣ってくださっておっしゃっていただいているのかと思ったんですが(お言葉だけでもすごく光栄です。ありがとうございます)、2つの大きな袋にヘビーコート(サンプル)を2着入れて本当に来ていただきました。
CLUTCH Magazineは大好きな雑誌の一つで、その雑誌を作る編集長のものを作るとなると、気が引き締まる思いです。
松島さんから、「時間はかかっても良い」とのことでしたので、それに必要なパーツなどはじっくり探させていこうと思います。
これは、完成してから何を作るかを皆様にお伝えした方がインパクトが大きいと思うので、完成したらご紹介しようと思います。
話は変わりますが最近、レザージャケットに合う組み合わせについて考えていました。
一般的にかなりハードめな位置にいるレザージャケットとフォーマルな印象のあるセンタークリース(折り目)の入ったスラックスとの組み合わせはなかなか良さそうです。
着用しているのは、ディアスキンのロイヤルネイビー色を使ったSTANDです。
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今日は、製作の話ではなく新しく加わる革小物のレザーについて書かせていただきます。
実はけっこう前から、
「革小物で使っているクロコダイルレザーはブラック以外の別の色はありますか?」
というお客様のお問い合わせが多かったんです。
先日、以前からプライベートでも少しお付き合いのあるクロコダイルのタンナーさんにご挨拶にお伺いした時に、すごく良い色合いのクロコダイルを見せていただきました。
(以前、クロコダイルで別のカラーでお問い合わせいただいた方本当に申し訳ありません)
なかなか良い色合いです。
見ただけで十分に経年変化の色合いの移り変わりが幅広いです。この色合いは、チェスナッツという色合いで、はじめは少しスモーキーでミドルブラウンです。
こう言えば一気にイメージが湧くと思いますが、こういった色合いの牛革の財布は、使用してから何年か後とかにものすごく良い感じの飴色とかになっていたりしているのを雑誌などでも一度はご覧になったことがあるかと思います。
ちなみにあまり知られていませんが、クロコダイルは、他のレザーに比べて耐久性が高いと言わせています。
特にこのクロコダイルレザーは、内部に含まれたたっぷりの油分と使用することで手から伝わる油分でメンテナンスがほとんど必要がないです。手入れ入らずのそんなところも自分のような横着者には気に入っているポイントです。
こちらのチェスナッツ色もブラック同様、クロコダイルの最後の仕上げの磨き上げを途中で止めていただき敢えてセミマットに仕上げていただいています。
そうすることで、お客様がお使いいただく度に、深みのある光沢が出てきてクロコダイルレザーが完成するという設計にしています。
ちなみに下の写真の上2つは私物で1年以上使用したもので、下は新品です。
光沢の違いが分かると思います。
スーツでもデニムスタイルにも。