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2020/07/07 20:12

PREBLICの今村です。


最近、加わったHorween Shell Cordovanの新しいカラー。


ダークバーガンディー、バーボン、ダークコニャック。



経年変化でのサンプルは一つはあった方がお客様にとっても親切だろう思いました。新しいTHOMASはダークバーガンディーとダークコニャックかでギリギリまで迷ったんですが、ダークバーガンディーを選びました。ダークバーガンディーの方が経年変化の想像が難しいと思ったからです。ある程度経年変化が出てきたらダークコニャックを使用しようと思っております。

ちなみにバーボンは嫁が選んだので選択肢は2個でした。


そして小物が変わると「靴も換えたいな」と思い、ブラウンのスウェード靴を買いました。



THOMAS - Horween Shell Cordovan col.Dark Burgundy



でも、この靴通勤で履こうと思い買ったのですが、あることに気付いてしまいました。

自分は、晴れの日はバイク。雨の日はバスと電車で店まで通っています。


ちなみに晴れの日はバイクでブーツを履きます。バイクだとどうしても靴に傷がつくので、多少の傷がついても良いある程度タフなものを履いています。

雨の日は、ドレスシューズやローファーを履きます。通勤で使いたくて今回ブラウンのスウェード靴を買ったのですが、雨の日にはスウェードの靴はまだ新しいので当分履きたくないと思いました。




「じゃあ、いつ履けばいいのか?」と思って、





・・・店に置いておこう。






ということで





このブラウンのスウェード靴は今は店でのルームシューズとしての役割と果たしてくれています。



ちなみにこれが、なかなか使い勝手が良いです。

雨の日は問題ないのですが、晴れの日はバイクなのでブーツです。自分の仕事場はアトリエ兼店舗になっているので、縫製するためにミシンを置いています。ミシンは足踏みなのでミシンを使うときはブーツを脱がなければなりません。


そんな時に、ヤマト運輸の宅配の方が来たり、お客様がご来店されたときは脱いだブーツを履きます。この脱ぎ履きがなんとももたついてしまいます。



そんな時にルームシューズならぬこのブラウンのスウェード靴がすごい役立ちます。



しかも、シューホーンを使うと"もたつき"がなく脱ぎ履きもスムーズなので重宝しています。






それから先日、お客様から、INTEGRATE RINGとTUCOを組み合わせが相性が良さそうということでお買い上げいただきました。

残念ながら、TUCO - Saddle Pull Up SDは最後の一つで完売となってしまいました。


自分でも気づかなかったので組み合わせてみました。


外出先の仕事場で靴の脱ぎ履きなどが多い方は鍵と一緒に常備していれば確かに使い勝手も良さそうだし、バッグに鍵を入れる方は見つけやすくなりそうです。






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今、ご注文分のレザージャケットを作っています。


今日は製作過程を書かせていただきます。



製作過程の前にレザージャケットの裏地について書かせていただきます。

新しく3種類のウールが裏地のオプションとして加わります。

この3種類の裏地は生地自体なくなり次第終了とさせていただきます。ただこれらの生地がなくなった時に、「これは」という別の生地が見つかった時は、新しい裏地として加わります。




つまり、期間によってお選びいただける裏地が変わるということです。





『一期一会』





自分は、古着屋やアンティークショップに行った時に、気になったモノを買わずに1日迷って次の日に買いに行こうとした時に、店の店員さんから「もうないです」みたいに言われたことが何度かあります。

そういった経験をしてからは、身体に”ビビッと”きた時は、出来るだけその出会いを大切にしています。

いろんな偶然が重なって一つのモノと出会います。

後2時間家を出るのが遅れていたり、今日ではなく来週の水曜日に行ったりした時には、出会えないかもしれません。

逆にタイミングが遅れたことで出会えないはずのものが、出会えることもあります。


そんな古着屋やアンティークショップでの『一期一会』のような出会いをPREBLIC でも表現できないかと考えました。

そこで、考えたのがジャケットの裏地です。


その時々によってお選びできる裏地が変わるというモノ。


モノの価値には、希少価値というのは一つの大きな価値の要素です。


パターンオーダーで寸法を調整して仕立てたモノも世界にその人のためだけの1着です。

ここに、さらにもう一つ視覚的にも分かるような、よりオリジナルの要素を深めるための『何か』を加えたいという思いがありました。

そこでたどり着いたのが、裏地でした。



さて、新しく加わる3種類の裏地をご紹介します。



ブラウンチェック : 何10年もの間、寝かされたかのようなビンテージライクな風合いと色合いが特徴のチェック柄です。ほんの少し起毛していて肌触りはしなやか。経年変化したレザーとの相性も申し分ないでしょう。






千鳥格子 : この白と黒の千鳥格子は実は以前にPREBLICでは定番の裏地として使われていました。生地工場の都合上これ以上生産はできないということだったんですが、奇跡的にある程度の生地を確保することができました。こちらも定番ではなくて、生地がなくなり次第終了となります。








ブラウンオンブレチェック : 大ぶりなブラウンのチェック柄は、レザーとの相性は抜群で、温かみとほんのりワイルドな印象を持っています。少しガサっとした風合いですが、ある程度の厚みと繊維との間に空気を含んだようにふんわりしていることから、保温性の高い生地です。

今、ご注文いただいている別のレザーコートでこの生地をポケットの袋布として使用しています。

寒い日などポケット手を入れたときにはウールはとても暖かく、ポケットに手を入れた時の肌触りも寒い時期にはとても優しいです。それから自分だけにしか分からない(見えない)チェック柄はなかなか洒落者。

レザーコートはまた次回以降にDiaryでご紹介いたします。






起毛のウールは温かみのある印象で、レザーには独特の力強さがあります。



この相反する立ち位置の




『ウール』と『レザー』




この2つが、調和することで甘くなりすぎず、そして辛すぎないレザージャケットを仕上げることができます。






さて、長くなりましたがレザージャケットの製作過程です。このレザージャケットは、PREBLICのBUNCHのパターオーダーです。



ジャケットの仕様はというと


モデル : BUNCHのパターンオーダー

レザー : ディアスキン

裏地 : 千鳥格子

カスタム : 内ポケットの玉縁をスウェード素材。

ポケットの袋布をブラウンのコーデュロイに変更。

袖丈、肩幅の寸法調整。



表地のディアスキンは、100年以上前に創業した老舗のタンナーのディアスキンを使用しています。

しなやかなタッチで軽く、耐久性も兼ねた素材です。ホースハイドに比べて経年変化の変化の幅は少ないですが、しなやかなタッチから初めて着る瞬間から身体に吸い付くようにフィットしてくれます。

画像からでもしなやかさが伝わってきます。





そして、身頃の裏地はウールの千鳥格子。袖裏地は、皮脂で汚れが目立たないようにということでブラックのサテン生地です。


ちなみに内ポケットの玉縁をよく見てみるとスウェード素材に。裏地のウールの千鳥格子は、ほんのり毛羽立っています。相反する二つの素材のウールとレザーの橋渡しをするかのように毛羽のあるスウェード素材を使用しています。

パターンオーダーといえど、ここまでの緻密な計算。




完成間近です。