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2020/05/19 14:29

PREBLICの今村です。



今、フランスからレザーの工具を注文しています。

お客様がオーダーする際に手縫いのオプションもあればきっと良いだろうと思いました。

でも、一番大きいのは好奇心です。

日本では皮革製品はアメリカのバイカーズ系のイメージが強いかと思いますが、ヨーロッパでも、古くから馬の鞍でレザーが使われたりしていて仕立ても手縫いを施していました。

国が違うと仕立て方や道具も違います。楽しみです。






今回は、独自性について書こうと思います。


多分、モノを作る人はほぼみんな考えることだと思います。


でも、そもそもなぜ独自性を見出そうとするのか?


モノに拘ったり、吟味したりすることは他人との差別化が大きな要因になっていると以前お話ししました。みんなと”なにか”が違うから見つけてもらえるし、選んでもらえたりします。

端的に生存数が少ないという希少性に反応していて、数が少ないから目立ちます。

差別化と独自性はけっこう近い位置に存在していると思います。だから、モノを作る人は独自性をすごく意識する人が多いんだと思います。





自分が経験したことで言うと、



PREBLICのウェブサイトの並んでいる定番商品を見たり、オーダーメイドで作ったものを見返したりしていると、少しずつですがPREBLICの輪郭が浮き上がってきたかなと思います。


何かを作り、それを誰かに届け、出来上がったモノをこのDiaryなどでご紹介したりしています。その出来上がったモノを見た方がPREBLICの”なにか”に反応してくれて、PREBLICで新しくご注文いただけます。


そして、また新しく出来上がったモノに着想を得て、別のお客様が独自に編集し発想したモノを提案してくれたりします

こんな流れからオーダーメイドのモノづくりは始まります。


そして、オーダーメイドの場合は、お客様が編集して発想したものを会話を通して丁寧に形なるように抽出しなければなりません。そこには独自のコミュニケーションが発生します。

そこで得た会話は独自のモノで、そこで交わした独自の会話から、発想してモノが完成します。ここで完成したモノはやはり独自のモノになっています。




要するに、


お客様が独自、


モノを作るための発想が独自、


出来上がったモノも独自。


出来上がったモノが独自なら作り方も独自です。



こんな流れです。



これもPREBLICを始めて最初に作ったモノから全てが始まっています。

ちなみに1番始めに作ったモノは、このトラッカーウォレットです。これから始まりました。



始めて作ったモノが、別の人の頭を経由して、自分にまた戻ってきて、また新しいモノが生まれます。その出来たモノがまた別の人の頭を経由してまた自分に戻ってきます。

こうやって何周にも廻ってきたバトンが、今のPREBLICの輪郭を形成しています。

この廻ってきたバトンは、独自性以外の何者でもないこと。


独自性は、頑張って作り出すものでも、考えてできるものでもなくて、行動することでいつの間にか独自性は出来上がっているということ



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さて、最近製作したものをご紹介します。先日、PREBLICの裏定番WILLIE llのウォレットについて書きました。


このウォレットもバトンが渡ってきて出来上がったウォレットです

女性のお客様のウォレットです。


使用したレザーは、表がドイツ産ワインハイマー社のトープ色に、内装は同じくドイツ産ワインハイマー社のキャメル色です。


主なカスタム内容は、


・レザーの変更


・ステッチの色をアイボリー色に


・PREBLICのゴールドの箔押しを表面に


・カードなどけっこうな量を収納するとのことでしたので、ボタンが付いている蓋の部分を1cm程長くしました。





レザーが違うと見た目もここまで変わってきます。


以前ご注文いただいたWILLIE ll








それから、レザーを裁断する時に使うナイフのカバーをHorween社のシェルコードバンで作りました。


コバの色は敢えてダークブラウンにしています。

なぜ作ったかというとお客様のオーダーで、ステッチの色が選べるように、コバの色もブラックかダークブラウンで選べるのも良いかなと思いました。


レザーが、ブラックとコバの色がダークブラウンは相性良いです。