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2020/03/03 21:52

PREBLICの今村です。


毎週火曜日の24時までには自分の感情を細かく表現したDiaryを投稿しています。自分で後から読み返したり、誰かに突っ込まれたりするとなかなか恥ずかしいですが、頑張って続けます。


最近は、バイクで店まで行っています。一昨年ぐらいから花粉症にかかってしまい、バイクだともろに花粉を吸い込んでしまうことから止まらないくしゃみに困り果てていました。

しかし、先日病院で薬を処方してもらい劇的に良くなりました。


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さて今回は、最近製作したもの、店のストック分、そしてこれから製作予定のものをご紹介します。


こちらは、THOMAS - Horween Shell Cordovanのパターンオーダーです。

一見すると定番のTHOMAS - Horween Shell Cordovanですが、金具類を全てシルバー色に変更したものです。

THOMAS - Crocodileの金具は全てシルバー色に統一させているのですが、THOMAS - Horween Shell CordovanTHOMAS - Saddle Pull Up SDの金具は基本的に金具類はゴールド色に統一させています。

こちらは、お客様のご要望で全てシルバー色に変更しました。なかなか見慣れていないこともあり、とても新鮮でクールな印象です。





そしてこちらは、BOX - Crocodileです。お客様からのクロコダイルの模様を大きいものにしてほしいというご要望でした。

模様の大きい部分をメインに使用しました。

不思議なものでクロコダイルは形が同じでもクロコダイルの模様が全て違うことから全て違うものに見えてしまいます。

これは、クロコダイルの最大の魅力の一つだと思います。初めは少しマットですが、使用と共に光沢が生まれます。





そして、こちらは、店のストック用のTHOMAS - Saddle Pull Up SDです。

ずっと完売状態が続いておりましたが、やっと完成しました。オリジナルの型押し(凸凹)から影が生まれることで黒をさらなる深みを与えてくれます。





こちらもストック分のTHOMAS - Crocodileです。在庫が残り一個になってしまっていたので今回製作しました。こちらはもはや説明不要ですね。

模様もたくさん揃いました。私も愛用しており日々経年変化しております。




そしてこちらはご注文分でレザージャケットに使用予定のディアスキンのスウェードレザーです。日本で100年以上前に創業した老舗のタンナーでタッチがものすごくしなやかなのが最大の魅力です。

PREBLICでは初めて使用する素材なので製作も非常に楽しみです。完成写真はもちろん製作過程もご紹介したいと思います。




そして、最近はものづくりの今後について考えました。

もしよろしければお付合いください。

世の中には、品質の高いものが溢れてきています。それに加えて、品質も均一化されてきているように思います。

それは、検索することが容易になったからで、根気よく調べて根気よく作れば素人と呼ばれていた人も気付いたらプロになっていたという人も少なくないと思います。


そのことを踏まえて、街を見渡した時に商品そのモノだけにフォーカスをあてて違うお店でいくつか同じアイテムの商品を見た時に、モノ単体だけ(すなわちブランドのイメージなどを取っ払って)を見た時誰でも分かるような大きな違いはないことを知りました。


そこで気づいたことは、モノのクオリティーは、高いのが当たり前で、ある一定の品質が確保できた先は、周りが切磋琢磨しているクオリティーの競争からは、早く足を抜かなければならないと思いました。

クオリティーに手を抜くということではなく、オリジナルで誰ともどことも比べられないところでの場所(ポジション)を自分で作り、誰とも比べられないクオリティーを磨かなければならないと思いました。


具体的にどういうことかと言うと、イメージ事態(形がなく実体がないもの)に大きな価値があると感じました。イメージ次第で人の気持ちや相手の対応、感じ方は大きく異なります。


世の中には、本当に最強とも称されるような完璧とも思えるブランドはいくつかあります。何かを発信して誰かに選んでもらうためにはこんなラスボスみたいなところと比べられて人に選んでもらわないといけない。


そこで、PREBLICがそんな屈強なところと戦えるような絶対に勝てるイメージを作らなければならないと感じました。


イメージは、そもそも触れなくて実体がないものです。周りの人が頭の中で自然に想像される紙芝居だったり、映像のようなもののような気がします。


そして、誰でも絶対に勝てる(イメージ作り)の作り方を考えました。

それは、その人が経験したこと、改善して修正したこと。感じたこと。これまで歩んできた過程。

この過程(歩んできた道)自体がイメージになるのだと思いました。

この過程は、誰とも比べることが不可能で、世界で1つだから1番です。

成熟した競技に参戦するよりも、競技は自分達で作ることが大切です。


私が、文化服装学院卒業後に渡英し、Lewis Leathers Londonでパタンナーアシスタント、テーラーで縫い子として働いた経験は唯一無二です。

そして、PREBLICを始めてから改善を繰り返したこと、お客様から頂いた言葉、出会った人、感じたものも唯一無二です。


これらの経験や知識は、形になって確実に今に生きています。


こういった経験や感じてたことを形に表す過程を丁寧に言葉や姿勢で表現することが大事だと思います。




「結果(完成品)よりも過程が大事」



今から10年前にもらった言葉です。


ずっと心に残っていた言葉で、文字の意味だけでは理解していたんですが、少しずつその意味というのが自分なりに噛み砕けてきたように感じます。