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2020/02/11 19:27

PREBLICの商品は大きく3つに分かれています。定番商品、パターンオーダー、フルオーダー(ビスポーク)。

定番の商品は、PREBLICでオリジナルに製作したアイテムです。

パターンオーダーは、定番商品からその人に合わせてカスタムができます。

そして、フルオーダー(ビスポーク)はデザインから完全なオリジナルでお作りすることができます。


今までで、定番商品、パターンオーダー、そしてフルオーダーの順にオーダーをいただくことが多かったです

金額の面で定番商品よりもパターンオーダーの方が、パターンオーダーよりもフルオーダーの方が金額が高くなるので金額の問題もありこの順番になっていると思います。

しかし、最近では、パターンオーダーとフルオーダーのご注文をお受けすることが前よりも多くなってきました。


そういった理由を自分なりに考えてみました。





その理由を語る前に、



ある大きな勘違いをしていたことがありました。それはフルオーダーをされる方は、いつでも明確に作りたい絵が頭に浮かんでいると思っていたことです。これが大きな勘違いでした。

どういうことかと言うと、PREBLICでサンプルや今までのご注文のアーカイブ画像がなくても、頭に明確なイメージがある方には特に参考にならないと考えていました。

しかし、その考え方自体にパターンオーダーとフルオーダーの伸び率の悩みが発生していました。



これに対しての自分なりの答えを出せたのは、今まで続けてきたことで知り得た知識と技術、そしてそれらをPREBLICが発信してきたことから得た回答です。これをなくして得ることは出来なかったと思います。

まず、第一にお客様の立場でモノを考えなければならないと思いました。

そうするためには、少しでもオーダーに対しての不安要素を一つでもきれいに取り除くことが大事だと。


例えば、


「パターンオーダー、フルオーダーと言ってもどこまでオーダーできるのか?」


「オーダーして自分の体型に合わせた時にいびつな形にならないだろうか?」


「自分以外にもオーダーする人がいるのだろうか?」


「レザーの種類は何があり、カラーは何があるのか?裏地は?」


などの不安要素があることが分かりました。

この不安要素を最大限取り除くためにすべきこと(やってきたこと)は、オーダーいただいたモノは、写真を撮り、紹介する必要があると思いました。

この数が多ければ多いほど、バラエティーに富んでいれば富んでいるほど、先程書いた不安要素は取り除けることが分かりました。

たくさん作れば作る程、信頼性が高くなります。そして、デザインや仕様がバラエティーに富んでいることでその人ピンポイントに刺さったものが脳への引っかかりとなることが分かりました。

結果は単純なのですが、一つ一つを丁寧にこなすことしかなく、それを積み重ねていった結果、このような結論に辿り着きました。





これに加えお客様からオーダーをいただくようになり感じたことは、PREBLICでいただいたオーダーのジャケットやウォレット、革小物などをウェブサイトのDiaryやSNSなどでご紹介することで、

お客様は、


「こんな発想があったのか!」


「この組み合わせがあったか!」


「ここまでなら作れるのか」


「自分ならこの部分がもう少しこうなっていると嬉しい」


などといった新しい発見や編集が生まれ、お客様ご自身がデザインや仕様を思い付くことができるのだと思いました。


人に


「思い付いて」


いただくというのが非常に大事で、

以前もDiaryでお伝えしましたが、作り手側の完全な一方通行のモノづくりよりも、お客様の考えや性格、生活が反映されたものを会話することで引き出し、うまくPREBLICができる技術と組み合わせたモノづくりの方がPREBLICには合っていると感じます。

それから、モノを作る時は、出来るだけ作り手の1人だけではなく一緒にモノを作った時の方が満足する心の質が異なると感じます。




前までは、フルオーダーをするお客様は、明確に作りたい絵が頭に浮かんでいるものだと思いましたが、フルオーダー、パターンオーダーを承るPREBLICとしては、その人に明確に絵が浮かぶように出来るだけその人脳裏に引っかかるような手助け(製作したモノを紹介させていただく)をすることが大事であると考えました。



そして、世の中のオーダーできるところでも、出来る許容範囲は、ブランドによって様々です。

この許容範囲に差がある理由は、作り手側の心理的な話になります。製作した経験がないものは出来るだけ避ける傾向があり、自分のできる技術にできるだけお客様の考えをスライドさせようとします。

理由は、失敗するリスク(材料費が無駄になりコストがかかる)と、初めて作るものは、通常で作っているものよりも慣れていないことから時間がかかるからです。

着るものや身に付けるものを吟味するということは、他人との差別化です。他人と違うから喜びがあり、それを身に付けることで優越感が生まれます。

今まで作ったものと同じようなものでは、技術面は高くても本当の意味での差別化は難しいと考えます。

何のためにオーダーするかは、それは圧倒的に差別化にあると思います。簡単に作れるものやコピペだけでは、差別化を計るのは難しい。



PREBLICは、下記の条件を満たしていれば可能な限りお客様の理想に最大限近づけさせていただきます。(もしかすると、現段階で思い付いたもので追加があるかもしれません。すいません。)


・構造上可能であること

・耐久性が保たれること

・レザーであること



できる限りお客様の意見を汲み取り作らせていただくことで大事なことはお客様と作り手側の双方で利点が必要です。

この考え方は、お客様がまず第一に喜んでくれること。そのついでに作り手側にも利点がないと続けることが難しくなります。受け手と作り手の双方のどちらかに心理的な負担があったりすると良い関係を結ぶこと、継続は不可能です。


それぞれの利点はというと、まずお客様の理想に最大限近づけるようにします。

具体的には、

素材としてないものはお客様の理想に近いものを可能な限り探し出します。デザイン面でいうと構造上壊れないものに関しては話し合いを重ね極限まで理想に近づけさせていただきます。本当にその人のために製図を作り、仮縫いなどで微調整しお互いが納得いくまで調整を繰り返します。本当に世界で一つのものを仕上げさせていただきます。




そして、上記のことが成立して初めて作り手側(PREBLIC)の利点を考えます。

具体的にどういうことかというと、まずそこまでオーダーで作れるところは、この世界にはほとんどないと思います。

今まで製作させていただいたジャケットや革小物をアーカイブとして写真などで残させていただき、リピートしてくださる方、興味を持っていただいた方のオーダーの参考にさせていただくことです。

そして、何よりPREBLICの技術革新が大きいです。

基本フルオーダーのお客様のご注文は作るのはものすごく難しく高い技術が必須になります。普通に誰でも作れるものは、PREBLICではオーダーしなくても他のところがあります。

初めての技術、高い技術はこなして初めて自分の身になります。



この順番が非常に大事で、自分達(PREBLIC)の利点を考えるのは、お客様の利点の後です。



こういった考えは自分のような業界だけでなく、日常生活でも大切にすべきことだと思っています。



PREBLIC 今村