最近よく耳にするダーウィンの言葉で

「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である。」

という言葉が残っています。

この言葉を、初めて聞いた時にものすごく納得できたと同時に、強いだけでは現在で生き残れないということは理解できますが、ではなぜ賢いものは、賢さを持ち合わせていながら、変化することが良いと考えることができる賢さを持っていながら、なぜ変化することができないのだろうかと考えました。

考えた末に行き着いた答えは、

「意地」

ではないかという答えに行き着きました。

それは、今まで積み上げてきたものに対しての大いなる自信と血の滲むような努力が邪魔をして、周りがいかに変わろうとこれが正しいと思い込みたいのではないだろうかと思いました。

変わることで、今まで積み上げてきたものがリセットされるような感覚に陥るからであろうと思いました。

なぜこんなことを考えたかというと、自分にも大いに思い当たる節があるということです。

正しいと分かっていながら、なかなか変化することができないのは人間の性(さが)なのかもしれません。

自分の周りにもごく稀に「変化することができる」そんな友人、先輩がいます。

いつでも積み上げたものを、その時々の状況によってリセットして、考え直し行動する姿は、大いに背中を押してくれます。

考え直し、再度行動をおこすことは、ものすごく大量のエネルギーを費やします。

時には、「意地」のような男気で貫く場面が大切な場面もあると思います。

でも、その選択にまず「自分」ではなく、「自分以外の誰かを想った」選択であるかということが大切です。

自分もできるだけそんな自分に近づけるように日々意識したいと思います。

そんな今は、完売が続いているTHOMAS(マネークリップ)のHorween Shell CordovanとCrocodileを製作中です。

もう完成間近ですので、ご予約いただいているお客様、完成次第ご連絡致します。

お待たせして申し訳ございません。