今日はもう12月23日と今年と平成も残りわずかになってしまいました。
最近は、あまりお酒は飲まなくなっていたんですが、突然の友人からの久しぶりの誘いもあり小学からの同級生とお酒を交わしました。
自分も含め6人いたんですが、料理人、家具職人、教師、公務員、営業職と異業種な集まりでした。
同じ学校に行っていなければ絶対に一緒にお酒を交わすことのない組み合わせでした。
何人かは本当に久しぶりだったので初めは照れなのか、探り合いなのか、少しギクシャクしていました。でも、酒が進むにつれ完全に昔にタイムスリップしていました。
そんな昔話に花を咲かせている時に、突然、家具職人の友人が「2月からアイルランドに5年間仕事で行ってくる」ということでした。
突然過ぎたのと、先に言っとけよという気持ちもありましたが、なぜアイルランドなのかと聞くと、アイルランドは木工の技術が高く、日本とはまた別の創造性が存在しているということでした。その技術や考え方を学びに行くということでした。
職人としての位置付けは、日本よりもヨーロッパの方が一般的にも位置付けが高いように思います。ドイツではマイスター制度という制度があります。
マイスター制度とは簡単に言うと、熟練した技巧、技術を持った人は、日本語で「巨匠」と呼ばれるような称号を国から受けることができます。そういったことから、ヨーロッパは職人が広くから評価され、目指そうとする人も多く、日本とはまた違った発想を持った職人がたくさんいるように思います。好みはあると思いますが、日本の直線的で正確で繊細なものづくりとは少し違った角度の考えのものづくりなのかと思います。
私も20代前半で渡英していたこともあり、応援したい気持ちと彼のチャレンジが自分のこれからの行動に背中を押してくれそうなものがあります。子供の頃から知っている友人のそういった報告はやはり嬉しいです。
また彼が帰ってきた時にでも同じメンバーかもしくは追加の人間で集まれればと思います。
年の瀬は、日頃の腰の重さをいつもより軽快に、良い出会いと新しい発見がある特別な空間なのかもしれません。
チェスト!!