ホーウィン社のシェルコードバンです。
具体的にコードバンとは、臀部の皮の間に埋まっている層のことです。
皮の間に埋まっているため表側と裏側からきれいに削り出していきます。
まるでダイヤモンドを採掘するかのようなことから革のダイヤモンドとも称されています。
削り出すことから初めは表面が繊維で覆われているため少しマットな印象があります。
しかし、内側にはたっぷりオイルが含まれており、表面からは時間とともに人の手の油分が伝わり、そして表面の繊維が寝ることからトロっとした独特の光沢が表れてきます。内側と外側からのオイルによって表面がコーティングされていきます。
一般的な皮革は表面(銀面)と裏面(床面)の二層から成りますが、コードバンは厳密に表面と裏面が存在しないため、使っていく中で仮に傷がついたとしても、層自体がコードバンなので使っていく中で傷は目立たなくなっていきます。
基本的に農耕馬からしかコードバンが取れないと言われています。実はコードバン層はコラーゲンの成分であり、農耕馬のように他の動物に襲われても重症を負わないためにできたものです。
その層を丁寧にしかも一頭の馬からほんのわずかしか取れないこともあり希少な素材となっております。
この素材を使って今後の製品の展開を予定しております。