レザージャケットの型紙やウォレットの型紙を茶袋に一つ一つ入れています。
製作に入る前、型紙を取り出すためにこの茶袋を手にする時に確実に目に入ります。
この茶袋の文字なのですが、元々はスクリプト(筆記体)で書いていましたが、どうもゴシック体の方が自分に合っていると感じました。
自分は特にそうなのですが、バイクや車の走り出しが一番エネルギーを使うように、型紙を取り出した直後の作り出すまでと動き出すまでが一番体が重いです。動き出せば後は身を任せるだけですが。
そんな時、ほんの少しだけなのですがこの文字を見ると毎回心が少しだけ引き締まります。日々の継続の大切さが身にしみているのでこのほんの少しの気持ちの変化が始めの動き出しには大事です。
それから、型紙ができた時点でこの茶袋にゴシック体で書くこの時間がちょうど良い息抜きにもなります。
息抜きによって作業に戻ってこれないこともあるので、自分にとって文字を書くことは作ることとは遠過ぎずなのかもしれません。
少しずつ作るための道具が増えてきて、それは、使っていく中での気になる部分や周りの人が気づかせてくれたところを修正するために今の道具では限界があることがあり新しい道具が必要になり、その繰り返しで一個ずつ増えていきました。
出来ることや意識が少しずつ広がっていくことで、道具と比例して作るものや素材、アイテムも増えていきました。
これまでの自分が、今とこれからの自分を作っていく中で、道具や日々触れるものは自分らしい選択をしていきたいです。