新しいウォレットのサンプルが完成しました。
表の革は、1873年創業のマシュア社というベジタブルタンニン鞣しを得意とするレザーです。
触れてみるとレザーにはたっぷりとオイルを含ませているのがわかります。少ししっとりとしていて肌になじむようなタッチがずっと触れていたくなるレザーです。
このオイルをたっぷり含んでいることからもわかるように経年変化も抜群に楽しめるレザーになっております。
内側は、ワインハイマー社というドイツのタンナーのレザーです。
150年程前に創業したカールフロイデンブルグがレザー部門がなくなったことから、このレザーの技術を継承すべくあたらに立ち上げたのがこのワインハイマー社のレザーです。
この何とも言い難いシボ感が特徴で、レザーの色合いもより深く、奥行きのある雰囲気に仕上がります。
このシボは、傷が目立ちにくいことから、初めの印象を長く保つことができます。
こちらのステッチはダークブラウンにすることで立体感が生まれます。
念引きと呼ばれるラインをステッチ部分には加えており、さらに立体感が増していきます。
ボタンは先日ご紹介したリニューアルした
SPRITでも使用しているイタリア製のボタンです。
この適度な厚みとクリーンな表情がグッと印象を引き締めてくれます。
こちらも出来るだけ、レザー裏面の見えないような仕様にしており、レザーの毛羽立ちを防ぎ、内側も高級感のある雰囲気を長く保ってくれます。